聖書別日ごとの糧   >>   ヨハネ[2012]

2012年 04月 23日 (月)

ヨハネ3:1-15
新しく生まれなければ

Ⅰ.新しく生まれなければ(1-3)
 ニコデモは宗教指導者であり、議員であり、またユダヤ人の先生でした。彼は名誉と権力と富を持っていました。ところが、このような彼が夜に、イエス様のもとに訪ねて来ました。イエス様は彼に言われました。「人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません。」神の国がないことは、すなわち幸福ではないということです。ニコデモは人々が望んでいる権力と富と名誉を持っていましたが、幸福は持っていませんでした。彼が幸せを手に入れるためには、新しく生まれなければなりません。なぜなら人生の問題は条件の問題ではなく、間違って生まれたことから始まったからです。私たちは罪の中で生まれたので、罪の本性から抜け出さない限り、どんなに大きな名誉と富と権力を持っていても、幸せになることができません。
Ⅱ.新しく生まれる道(4-15)
 ニコデモは、新しく生まれなければならないというイエス様の御言葉を、理解することができませんでした。このような彼に、イエス様は水と御霊によって生まれる方法を教えてくださいました。また、イエス様は、モーセが荒野で蛇を上げた出来事を話されながら、十字架につけられるイエス様を仰ぎ見なければならないことを、話されました。私たちは生まれた時から持っている罪の本性のために、いくら切に幸福を求めても、それを得ることができません。このような私たちのために、イエス様は青銅の蛇のように十字架につけられて、私たちの代わりに死んでくださいました。今、誰でもこのイエス様を信じて仰ぎ見る時、新しく生まれることができます。その時、神様の御国を得て、条件に関係なく幸福を得ることができます。

祈り:主よ!私が主を仰ぎ見ることで、新しく生まれるように、助けてください。

一言:人は、新しく生まれなければ



2012年 04月 24日 (火)

ヨハネ3:16-21
ひとり子をお与えになった愛

Ⅰ.神様は世を愛されました(16)
 世は神様を愛しませんでした。世は神様を知っていましたが、神様を賛美することも感謝することもしませんでした。このような世は罪によって、滅びるべきでした。私たちもこの世で生涯罪の中で生きて、滅びるべき存在でした。ところが神様はこのような世を愛されました。それも、一人しかいない子をお与えになったほどに、世を愛されました。世が受けるべきさばきを、代わりに負わせました。そして今、彼を信じる者が滅びることなく、永遠のいのちを持つようにされました。神様は私たちをこのように愛してくださいました。私たちは、この神三なお驚くべき愛によって、永遠のいのちを得るようになりました。神様の御国を味わいながら、生きるようになりました。
Ⅱ.信じる者と信じない者(17-21)
 神様が、御子を遣わされたのは、世をさばくためではなく、世が救われるためです。それで、誰でもひとり子イエス様をお与えになった神様の愛を悟り、イエス様を信じる者はさばきを受けることはありません。しかし、ひとり子イエス様を信じない者は、すでにさばきを受けています。それは、彼らの行ないが悪かったので、光よりもやみを愛したからです。人々は理解できないので、「信じることができない」と言います。しかし不信仰は知識の問題ではなく、罪の問題です。私たちが罪を愛する心から立ち返り、神様の愛を受け入れる時、滅びることなく、永遠のいのちを受けます。

祈り:主よ!私のために、ひとり子をお与えになった主の愛を受け入れます。私が滅びることなく、永遠のいのちを得るように助けてください。

一言:ひとり子をお与えになった神様を賛美します



2012年 04月 25日 (水)

ヨハネ3:22-36
上から来る方

Ⅰ.あの方は盛んになり(22-30)
 イエス様が弟子たちと共にユダヤの地におられ、バプテスマを授けておられました。ヨハネも人々にバプテスマを授けていました。ところがヨハネの弟子たちが人々ときよめについて議論していて、自分たちの師匠に従っていた者たちがみなイエス様のほうへ行くことを知るようになりました。それで、これをバプテスマのヨハネに、知らせました。ヨハネは自分の人気が落ちたことで気落ちし、競争心と嫉妬にかられることもあったに違いありません。ところが、ヨハネはこれを聞いて、むしろ大変喜びました。彼は、花婿が花嫁を迎える時に、新郎の友だちが喜ぶように、喜びました。バプテスマのヨハネは言いました。「あの方は盛んになり私は衰えなければなりません。」彼は、自分の存在意味と使命が何であるのかを知り、それが成し遂げられることに、喜びを見つけられる人でした。
Ⅱ.上から来る方(31-36)
 バプテスマのヨハネが、イエス様が盛んになるのを喜ぶのは、イエス様がどんな方であるのかを知っていたからです。イエス様は、一言で、上から来る方です。イエス様は、神様から遣わされた方であり、万物の上におられ、万物を主管される方であり、神様の御言葉を証しされる方です。それで、イエス様の証しを受け入れる人は、神様は真実であるということに確認の印を押した人です。イエス様を神様の御子として信じる者は、永遠のいのちがあります。しかし従わない人々には、神様の怒りがその上にとどまるようになります。

祈り:主よ!私は、イエス様は上から来る方であり、神様の御子であることを信じます。

一言:御子を信じる者は永遠のいのちがある


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