聖書別日ごとの糧   >>   ヨハネ[2012]

2012年 06月 22日 (金)

ヨハネ11:17-27
よみがえりであり、いのちであるイエス様

Ⅰ.終わりの日のよみがえりだけを信じるマルタ(17-24)
 イエス様の一行が、マルタとマリヤの家に着きました。しかしラザロは既に死んで墓に葬られてから四日が過ぎていました。マルタは、イエス様が遅く来られたので兄弟が死んだと、イエス様を恨みました。イエス様はマルタを慰めて言われました。「あなたの兄弟はよみがえります。」マルタは、「私は、終わりの日のよみがえりの時に、彼がよみがえることを知っております。」と力なく答えました。マルタの信仰は観念的なものであり、未来のものでした。彼女には、今の復活信仰が必要でした。
Ⅱ.よみがえりであり、いのちであるイエス様(25-27)
 イエス様はマルタに言われました。「わたしは、よみがえりです。いのちです。わたしを信じる者は、死んでも生きるのです。また、生きていてわたしを信じる者は、決して死ぬことがありません。このことを信じますか。」(25,26)。イエス様はよみがえりであり、いのちです。このイエス様を信じる者は、死んでも生きます。また、マルタがよみがえりであり祈りであるイエス様を信じるなら、今死んでいるラザロもよみがえることができます。マルタはこのことを信じなければなりませんでした。復活信仰を持つ者は未来の復活を信じるだけではなく、今の復活も信じる人々です。不可能を可能にするイエス様を信じ、不可能なことにチャレンジする人生を生きるようになります。また、復活信仰がある者は永遠の破滅から救われ、永遠のいのちを得るようになります。イエス様がくださった永遠のいのちは、私たちの肉体のいのちが果てて死ぬことがあっても、決して消滅することはありません。

祈り:主よ!私が、よみがえりでありいのちであるイエス様を信じる時、死んでも生き、生きていて信じるなら永遠に死ぬことがないことを信じます。

一言:わたしはよみがえりです。いのちです。



2012年 06月 23日 (土)

ヨハネ11:28-40
もし信じるなら、神様の栄光を見る

Ⅰ.霊の憤りを覚えられるイエス様(28-38)
 マリヤはイエス様を見ると、それまで耐えていた涙があふれ出ました。一緒にいたユダヤ人たちもその姿を見て、悲しみに陥り、共に涙を流しました。イエス様は、マリヤと村の人々が泣いているのをご覧になり、霊の憤りを覚えました。この憤りは、いのちでありよみがえりであるイエス様がそばにおられても、死の勢力に捕らえられて生きている人々に向けられた憤りです。また、この憤りは人々の上に君臨する死の勢力に対する憤りです。同時に、イエス様は死の勢力に支配され泣いている人々を憐れに思われ、涙を流されました。
Ⅱ.信仰を植えられたイエス様(39,40)
 ラザロの墓のそばに行ったイエス様は、ある命令をされました。「その石を取りのけなさい。」するとマルタは、ラザロが死んで四日になるので、もう臭くなっているでしょうと答えました。その時、イエス様はマルタを咎めて言われました。「もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る、とわたしは言ったではありませんか。」(40)。イエス様は、マルタがよみがえりでありいのちであるイエス様を信じるように、助けられました。マルタが最後までイエス様を信じるなら、神様の栄光を見るようになります。
 私たちも、今の状況がいくら望みがないように見えても、イエス様を仰ぎ見て、復活信仰を持つなら、神様の栄光を体験することができます。

祈り:主よ!私が現実だけを見て、すぐに絶望していたことを悔い改めます。今、復活の主を最後まで信じ、神様の栄光を見ることを願います。

一言:もし信じるなら、神様の栄光を見る



2012年 06月 24日 (日)

ヨハネ11:41-57
ラザロよ、出て来なさい

Ⅰ.死んだラザロをよみがえらせたイエス様(41-44)
 石を取り除けると、イエス様は神様に切に祈られました。そして大声で呼ばれました。「ラザロよ。出て来なさい。」これは本当におかしなことです。死んだ者が、大声で呼んだからと言って、よみがえることはできません。しかし、よみがえりでありいのちであるイエス様の御言葉が響き渡ると、驚くべきことが起こりました。ラザロが手と足を長い布で巻かれたままで、墓から出て来ました(44)。イエス様は、御言葉一つで、ラザロを支配していた死の勢力を打ち砕かれました。そのことによって、イエス様は、ご自分がよみがえりでありいのちであることを、証明されました。死んだラザロを御言葉一つでよみがえらせたイエス様は、死の勢力に捕らえられて朽ち果て、異臭を放つ私たちもよみがえらせることができます。誰でも、よみがりでありいのちであるイエス様の御声を聞くなら、ラザロのようによみがえることができます。
Ⅱ.殺人をたくらむ宗教指導者たち(45-57)
 多くのユダヤ人たちは、ラザロをよみがえらせた出来事を見て、イエス様を信じました。しかし大祭司とパリサイ人たちは、その出来事の報告を受け、このうわさが広がって、全ての人がイエス様を信じるようになることを、ひどく恐れていました。その時、大祭司カヤパは、「ひとりの人が民の代わりに死んで、国民全体が滅びないほうが、あなたがたにとって得策だということも、考えに入れていない。」とそれらしい論理を出して、イエス様を殺さなければならないと主張しました。イエス様は死んだ者をよみがえらせるいのちの御業を行なわれましたが、ユダヤ人たちはイエス様を殺そうと血眼になっていました。

祈り:主よ!「ラザロよ。出て来なさい。」と言われる主の御声を聞きます。私を、絶望と恐れ、劣等感の墓から救い出してください。

一言:ラザロよ、出て来なさい


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