聖書別日ごとの糧   >>   ローマ[2007]

2007年 06月 15日 (金)

ローマ5:1-11
義と認められた者の祝福


Ⅰ.神との平和を持っています(1-5)

 信仰によって義と認められた者には、どんな祝福が伴うのでしょうか。まず神様との平和を持つようになります。以前は神様と敵対関係だったために、何をしても不安と虚無に勝つことができませんでした。またそのたましいに患難と苦しみが絶えませんでした。しかし今は神様と和解するようになり、内面に本当の平和を受けるようになりました。この平和は最も価値のある宝です。

 神様と和解した者は律法の世界から抜け出し、恵みの世界で生きるようになります。また神様の栄光を望んで大いに喜ぶようになります(2)。このような者は患難の中でも、喜ぶようになります。それは患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです。

Ⅱ.神様の愛を確信するようになります(6-11)

 信仰によって義と認められた者は、私たちに向けられた神様の絶対的な愛を確信するようになります。これは私たちがまだ弱く罪人だった時に、敵対していた時に、神様がまず私たちを無条件に愛してくださったことを知っているからです。神様のこのような愛を知っている者は自分が弱くても、救いを受けることを確信するようになります(9,10)。それで恐れなく、大胆な生活ができるようになります。


祈り:主よ!信仰によって義と認めてくださり、多くの祝福をくださり感謝します。私が信仰によってこの全ての祝福を受け、神様に栄光をささげる人生を生きるようにしてください。

一言:神様との平和を受けた者



2007年 06月 16日 (土)

ローマ5:12-21
アダムとイエス・キリスト


 私たちがイエス様の十字架の恵みを信じることで救いを受けたと言う時、「一人の死が総べての人を救うことができるのか。」また、「二千年前の十字架の出来事が今日の私にも効果があるのか。」という疑問が生じるようになります。パウロはこのような疑問に対して、アダムのたとえを上げて、具体的に説明しています。

 人類の代表だったアダム一人が神様に従わなかったことで、罪がこの世に入り込み、罪によって死が来ました(12)。モーセの律法以前にも、罪はすでに存在し、人々は罪の下に置かれるようになりました(13,14)。アダム一人の不従順の罪が全人類に影響を及ぼしました。これはアダムが全人類の代表として象徴されるからです。

 イエス・キリストの恵みの原理もこれと同様です。イエス様は第二のアダムとして人類の新しい代表として来られました(14b)。このイエス様はアダムとは違い、神様に死ぬまで従われました。アダムの不従順が全人類に死をもたらせたように、イエス様の義の行ないは全人類に神様の賜物であるいのちが満ち溢れるようにされました。彼を信じる者は誰でも義と認められて、いのちを与えられるのです(18)。罪が死の世界で支配したように、神様の恵みはイエス様の中で支配し、永遠のいのちを得させるのです(21)。イエス・キリストの義の行ないは今日の私たちにまで神様の恵みを与えてくださるのです。


祈り:主よ!主の従順によって今日の私が救いを受けることができるようになったことを感謝します。私も主のように従順でいのちの御業に用いられるようにしてください。

一言:神様の中での一人の影響力


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