2007年 07月 01日 (日)
残された者
Ⅰ.イスラエルの残された者(1-10)
イスラエルはキリストを退けたことで、倒されました。では神様がご自分の約束を破り、ご自分の民を退けてしまわれたのでしょうか。使徒パウロは「そんなことはありません。」と断固言いました。まず使徒パウロ自身はアブラハムの子孫であり、ベニヤミン族の出身であることが、その証拠になります。
神様はどんな時代にも残された者を通して、働かれます。エリヤの時代に、アハブとイゼベルが主の祭壇を壊し、全群衆をバアルにひざをかがめるようにしました。その時エリヤは、神様がなぜじっとしておられるのかと訴えて言いました。すると神様は「バアルにひざをかがめていない男子七千人が、わたしのために残してある。」と言われました。
イスラエルは不信仰によって倒されました。しかし神様は残された者を通して、みずから御業を完成して行かれます。残された者がいる限り、神様は決して私たちをお見捨てにはなりません。
Ⅱ.イスラエルの回復に対する望み(11,12)
イスラエルが倒されたので、神様に御業はまるで失敗したかのように見えます。しかしイスラエルが倒されたことによって、異邦人に救いが臨むようになりました。異邦人の救いによって、イスラエルの中にねたみが生じ、彼らもイエス様を信じて、救いを得させようとする神様の計画でした。神様の御業には決して失敗がありません。
祈り:主よ!主には失敗がありません。私が最後まで信仰によって生きることで、この時代の残された者になります。
一言:失敗がない神様
2007年 07月 02日 (月)
オリーブの根のたとえ
Ⅰ.栄光ある務め(13-15)
使徒パウロは異邦人の使徒としての自分の務めを、重んじています。異邦人たちが救いを得ることを見れば、自分の同族がこれをねたみ、彼らもイエス様を信じて救いを得るからでした。それで彼は自分の務めを重んじ、さらに熱心に異邦人たちに福音を伝えました。彼は同族から迫害を受けましたが、同族の救いに対する望みを捨てず、自分の務めを重んじました。
Ⅱ.異邦人に移されました(16-24)
異邦人たちは、イスラエルの民が創造主である神様に仕え、律法の教えを受けている時、虚しい偶像に仕えていました。彼らは野生種のオリーブのように無益な罪の実だけを結び、さばきを受けるしかありませんでした。しかし彼らがイエス様を受け入れることで、オリーブであるイエス様につぎ合わされました。これは純粋に神様の恵みでした
それで高ぶってはいけません。神様は憐れみ深い方ですが、また厳しい方です。イスラエルが神様の民たちであっても、彼らが傲慢になった時、神様は彼らをお捨てになったではありませんか。また捨てられた彼らがイエス様を信じれば、再びつぎ合わすこともできます。イスラエルか、異邦人かが問題ではありません。傲慢であるのか、謙遜であるのかが問題なのです。異邦人として救いを受けた私たちは謙遜に救いの恵みを担わなければなりません。
祈り:主よ!野生種のオリーブだった私たちを救われ、オリーブの枝としてつぎ合わせてくださり感謝します。この恵みをよく担うことができるように助けてください。
一言:オリーブにつなぎ合わされた私
2007年 07月 03日 (火)
奥知れず深い神様の知恵
Ⅰ.世の全ての人々に置かれた神様の御旨(25-32)
イスラエルはイエス様に対してかたくなでした。神様の約束は成し遂げられないかのように見えました。しかしここには秘密がありました。彼らをかたくななまま置かれたのは、その間に異邦人の完成のなる時まででした。そして異邦人の完成のなった時、かたくなだったイスラエルが異邦人たちを妬み、彼らも福音を悟り、救いを得るようになるのです。だから神様はイスラエルのかたくなな心や妬みを用いられて、「イスラエルはみな救われる」という約束を成し遂げられたのです。神様は、ご自分が召された者がかたくなだからと言って、その召されを後悔されません(32)。神様は召された者を必ず救われます。
Ⅱ.神様の知恵を賛美するパウロ(33-36)
パウロは同族イスラエルが救いを受けられないことによって、大きな悲しみと苦痛の中にいました。しかしイスラエルのかたくなな心を通して、異邦人を救われ、異邦人の救いを通してイスラエルを救われ、そうしてすべての人類を救おうとされる神様の大きな計画を知り、神様を賛美します。「ああ、神の知恵と知識との富は、何と底知れず深いことでしょう。そのさばきは、何と知り尽くしがたく、その道は、何と測り知りがたいことでしょう。」神様の大きな計画と知識は人間の小さな頭では測り知れません。私たちは、ただ神様の知恵と知識の富を賛美するだけです。
祈り:主よ!全人類に向けられたあなたの計画の前には、ただ感謝と賛美をささげるだけです。
一言:ああ、神様の知恵は何と深いことでしょう。
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