聖書別日ごとの糧   >>   コリント人Ⅱ[2015]

2015年 12月 08日 (火)

コリント第二4:1-6
ただ、キリストだけを伝えるパウロ

1.真理だけを現わすパウロ(1-4)
 パウロは自分を非難する者たちによって、勇気を失いませんでした。恥ずべき隠されたことを捨てました。悪巧みに歩まず、神様の御言葉を曲げませんでした。パウロは、ただ真理を現わすためにのみ、闘争しました(2)。それでパウロは、神様の御前で、自分自身をすべての人の良心に推薦している、と言いました。このように、純粋に福音を伝えても、悟れなかった人々はサタンの誘惑に陥って、その心が暗くなったからであり、滅びる人々です(4)。福音を任されたしもべたちは、神様と人々の前で、少しもためらわずに、ただ真理だけを現わさなければなりません。
2.ただキリストだけを宣べ伝えるパウロ(5,6)
 当時のにせ教師たちは、団体や人々の権威を現わし、パウロを退けました。しかしパウロは、自分を現わしませんでした。彼は、ただキリスト・イエス様が主であることと、自分がイエス様のために、仕えるしもべになったことを宣べ伝えました(5)。これは、神様が、キリストの御顔にある神様の栄光を知る光を、私たちの心に照らされるためでした(6)。本当に、福音の光を悟った人であるなら、イエス様が主であることと、自分がそのしもべになったことだけを、伝えなければなりません。

祈り:主よ!私の暗い心に福音の光を照らしてくださり、感謝します。私が、ただ真理とキリストだけを宣べ伝えます。

一言:キリストの宣伝部長



2015年 12月 09日 (水)

コリント第二4:7-18
土の器の中に入っている宝

1.宝が入っている土の器(7-15)
 パウロは宝を包んだ小包のように、あっちこっち転がり、多くの試練を受けました。しかし四方八方から苦しめられますが、窮することなく、迫害されていますが、滅びませんでした。これは、測り知れない福音の力がパウロと共にあるからでした(7)。それを通して、イエス様のいのちが彼の体から現れるようになり、兄弟たちに命を与えるようになりました。パウロが死を背負うことによって、兄弟たちは命を得るようになりました(12)。パウロは死の苦しみの中でも、神様が自分をよみがえらせてくださることを、確信しました(14)。さらに多くの兄弟たちが、満ち溢れる恵みを受けるために、全ての苦しみを、喜びによって担いました(15)。
2.勇気を失わないパウロ(16-18)
 パウロは多くの苦しみの中でも、勇気を失いませんでした。それは、彼の外なる人は古くなって衰えても、彼の内なる人は日々新たにされるからです(16)。それは、彼が願っている栄光が、今の時の軽い苦難とは比べものにならないくらいに、大きく栄光あるものだからです(18)。目に見える望みは一時的ですが、目に見えない望みはいつまでも続くからです。それでパウロは、どんな状況の中でも、勇気を失うことなく、その使命を担うことができました。

祈り:主よ!土の器のような罪人に、尊い宝を入れてくださり、感謝します。私も、兄弟たちのために、キリストの苦難に参加します。

一言:キリストのいのちが、私の肉体の中に


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