聖書別日ごとの糧   >>   テサロニケ人Ⅱ[2017]

2017年 02月 26日 (日)

Ⅱテサロニケ1:1-12(5)
苦難の意味

  第一に、それは聖徒たちを神の国にふさわしい者とするためです。火で精錬される金のように、神様はテサロニケの聖徒たちの信仰が、困難と試練の火で精錬されるようにされました。彼らの信仰が、純化されるようにされたのです。神様は愛する子どもを人の杖、人の子のむちを持って懲らしめ、神の国にふさわしい者に変えてくださいます。神の国は神様がおられる聖なる国です。ですから、聖なる神様のご品性にふさわしい者たちだけがそこに入ります。第二に、患難は神様の正しいさばきを示すしるしです。神様は、聖徒たちを苦しませる者には、報いとして苦しみを与えます。神様が報復してくださる、という真理です。苦しめられている人には報いとして安息を与えてくださいます。
  私たちが神の国に入るには、多くの苦しみを経なければなりません(使徒14:22b)。しかし、必ず正しいさばきの日が来ます。イエス様が地上に再臨されるその日は、神様を知らない人にとっては恐怖のさばきですが、信じる者にとっては、栄光に輝いた、感嘆の出来事です。私たちを愛し、血を流してくださったイエス様が、王の王として、主の主として、全世界に栄光の輝きをもって現われてくださいます。そして、これまで行なわれたあらゆる悪に対して、十二分にさばきを行なわれます。このとき、私たちは、自分たちが信じていたことが、まさに真実であったことを知るようになり、そして主の栄光を仰ぎ見、みなで感嘆の声をあげるのです。そういうわけで、私たちは苦しめられても、神様の召しにふさわしい歩みをしなければなりません。どうか、私たちが御力によって、善を慕うあらゆる願いと信仰の働きを全うできるように祈ります。

適用:苦難の中にいますか。

一言:神の国にふさわしい者


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