聖書別日ごとの糧   >>   テサロニケ人Ⅱ[2017]

2017年 02月 28日 (火)

Ⅱテサロニケ3:1-18(12)
正しい再臨の準備

 パウロは、間違った再臨信仰のため、信仰の義務を果たさずに締まりのない歩み方をしている人たちのために勧めています。具体的には、仕事をせずに他のクリスチャンたちから与えられる物で生きている者たちのことです。彼らは、主が間もなく来られるのだという再臨信仰を言い訳にして正当な義務を果たしませんでした。パウロは、そんな兄弟たちから離れていなさいと命令しています。そして、そんな兄弟たちには、静かに仕事をし、自分で得たパンを食べなさいと命じ、また勧めました。狂信的な態度を捨てて、日常生活において自分の義務を果たしなさいということです。
  パウロはこういう点においても模範を示していました。パウロは聖徒たちとともに昼も夜も労苦しながら働き続けました。使徒として、物質的報酬を得る権利を持っていましたが、誰にも負担をかけないために働いたのです。パウロは「働きたくない者は食べるな」と命じました。
  私たちが、親切心で人を助けているのに、それがむしろ相手に利用されると、本当にがっかりしてしまいます。もう助けることをあきらめたくなります。しかし、パウロは、たゆむことなく善を行ないなさいと勧めています。そしてこの手紙に書いたパウロたちの指示に従わない者があれば、そのような人には、特に注意を払い、交際しないようにしなさいと命じました。しかし、その人を敵とはみなさず、兄弟として戒めなさいと言いました。最後に、パウロは平和を祈り、祝福の祈りで終えています。

適用:主の再臨をどのように準備していますか。

一言:静かに仕事をしなさい


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