聖書別日ごとの糧   >>   ヘブル[2010]

2010年 03月 05日 (金)

ヘブル6:9-20
霊的な錨となる私たちの望み

Ⅰ.神様の確かな約束(9-17)
 著者はヘブル人の聖徒たちにが信仰の成長がないことを咎めた後、彼らを激励しています。彼らが救いに近づいたことを確信し、彼らが最後まで望みの豊かさに至ることを願っています。また信仰と忍耐によって約束を相続する者たちを見倣うように勧めています。神様はアブラハムに約束された時、ご自分より優れた者がいないため、ご自分を指して誓い、約束してくださいました。そのためこの約束は変更できません。アブラハムはこの約束の御言葉を堅くつかみ、長く耐え忍んで、約束のものを受け取りました。
Ⅱ.霊的な錨となる私たちの望み(18-20)
 アブラハムへの約束と、それを確証する神の誓いによる保障は、「神様の御国」という望みを得ようと、世のものを避けて行く、私たちにとって大きな安らぎをくださいます。
 この望みは何のようでしょうか。19節をご覧ください。「この望みは、私たちのたましいのために、安全で確かな錨の役を果たし、またこの望みは幕の内側にはいるのです。」錨は船が流されていかないように海の深い所に降ろされるものです。私たちのたましいの錨が神様の約束と誓いの上に降ろされると、いくら世の波風が激しく吹いてきても、揺れ動きません。イエス様がまずこの望みを持って、神様の御国に入って行かれました。

祈り:主よ!神様の御国の望みをたましいの錨としてくださり感謝します。この望みをつかんで流されないように祈ります。

一言:神様の御国の望み、私たちのたましいの錨


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