聖書別日ごとの糧   >>   ヘブル[2022]

2022年 05月 08日 (日)

ヘブル人への手紙6:9-20(19)
たましいの錨のような信仰

 ヘブル人への手紙の著者は、信仰の中心を守ってきたヘブル人の聖徒たちに、「もっと良いこと、救いにつながることを確信している」と告白します。合わせて、彼らが「怠け者にならずに、信仰と忍耐によって約束のものを受け継ぐ人たちに倣う者となること」を切実に願っています。初歩の教えを後にして、成熟を目指して進もうとする時、私たちを邪魔する勢力のうちの一つが、怠惰です。平安に苦難なく生きようとする怠惰が、成熟に対する望みをふさいでしまいます。私たちは、熱心に聖書を読み、ひざまずいて祈ることで神様と交わらなければなりません。また、信仰を持って、長く耐え忍ばなければなりません。真実な神様は、このような人々を決して忘れるようなことはなさいません。

 人々は約束をする時、自分よりも大いなる者を指して誓います。ところが、神様はアブラハムに約束する際、ご自分より大いなるものにかけて誓うことができなかったので、ご自分にかけて誓い、言われました。「確かにわたしは、あなたを大いに祝福し、あなたを大いに増やす。」神様は約束されると、必ず、守ってくださる真実なお方です。このような神様が、約束したことを必ず成し遂げることを、誓うことまでしてくださいました。アブラハムは、神様が自分に約束されたその約束が、必ず成就することを固く信じて、長い間耐え忍びました。神様は、時になると、ご自分を指して誓われたその約束を成し遂げてくださいます。大きな船が波にも流されないのは、小さな錨を底に下ろしているからです。私たちは、イエス・キリストのうちに、罪の赦しと神様の御国に対する望みを持った人々です。また、私たちはイエス・キリストの中で、神様のかたちを回復するようになることを願っています。神様が、イエス・キリストを通して、私たちに下さった望みを固く掴む者は、錨を下した船のように、ゆれ動かされることがありません。



適用:ゆらいでいますか

一言:望みを持とう


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