2004年 03月 19日 (金)
議会の前に立ったパウロ
Ⅰ.大祭司をとがめるパウロ(1-5)
使徒パウロは、目の前に座っている議員がどれだけ高い位置にいるのか、特に大祭司の権威に対してよく知っていたようです。また、彼らはパウロに対して敵対感情を抱いていました。このような状況の中で、大祭司を辱めることは火薬を抱いて火の中に入り込むことのように、危険なことでした。しかし使徒パウロは少しも気落ちしませんでした。彼は、大祭司であっても、ためらわずに偽りと偽善をとがめました。彼は勇ましい将軍のようであり、叱責する預言者のようでした。
Ⅱ.議員たちを争わせたパウロ(6-10)
パウロは、心に憂いがある状況の中でも議会に注目していました。彼は、議会が復活を信じるパリサイ人たちと復活はなく御使いも霊もないと主張するサドカイ人たちで構成されていることを発見しました。するとパウロは、自分は復活によって尋問されていると叫びました。これによって、議会は二つに分かれ、互いに争いました。パウロは一撃で敵の弱点を打って、その勢力を弱めたのです。パウロは知略に優れた名将でした。このような知恵は神様が、神様に頼る者にくださいます。
祈り:主よ!私が神様のしもべらしく誰にでも大胆に罪をとがめることができるように助けてください。また、敵を打つ知恵と謀略をください。
一言:敵を打ち破ることができる勇気と知恵
2004年 03月 20日 (土)
勇気を出しなさい
Ⅰ.勇気を出しなさい(11)
パウロは外的には敵と戦い勝利しましたが、内的には将来に対する漠然とした恐れが生じたようです。その夜、主がパウロに訪ねて来られ、力と勇気を植えられました。「勇気を出しなさい。あなたは、エルサレムでわたしのことをあかししたように、ローマでもあかしをしなければならない。」
主は苦境に立たされているパウロを救出してくださることより、むしろ敵の前で積極的に敵と戦い、福音を証しすることを願われます。
Ⅱ.パウロを保護された神様(12-35)
ユダヤ人じんたちは、パウロを殺すために四十人以上が断食をし、剣を抜いていました。彼らはパウロを殺そうと企んでいました。しかし彼らの悪巧みは成功しませんでした。パウロの姉妹の子が、彼らが待ち伏せしている知らせを百人隊長に知らせ、百人隊長は千人隊長に知らせました。するとパウロは、その日の晩、
厳重な護衛のもとで、最も安全にカイザリヤに上って行くようになりました。神様は、ご自分の御名のために、徹底的にパウロを保護してくださいました。
祈り:主よ!主が福音の証人を権威で保護してくださることを信じます。どんな状況の中でも、大胆に福音を証しすることができる勇気を注いでください。
一言:勇気を出しなさい
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