聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2022]

2022年 03月 01日 (火)

民数記12:1-16(3)
柔和な指導者モーセ

 モーセがクシュ人、すなわちエチオピア人の女を妻としました。ミリアムとアロンは、そのクシュ人の女のことで彼を非難しました(1)。ところが、その非難の言葉は異邦の女との結婚のためではなく、「主はただモーセとだけ話されたのか。われわれとも話されたのではないか(2)」というものでした。モーセを指導者として認めない高慢な心を露わにしたものでした。モーセはこのような彼らを前にしても柔和な態度で我慢しました。モーセは地の上のだれにもまさって柔和でありました(3)。神様はモーセとアロンとミリアム三人を呼ばれて、モーセが神様の特別なしもべであることを教え、彼の権威を立ててくださいました。特に彼の忠誠心を認められ、彼とは、じかに交わる関係であると言われました(7,8)。神様は、モーセを恐れずに非難したミリアムを、ツァラアトに冒されるようにされました。この時、モーセはミリアムのために切に取り成しの祈りをささげました。神様はモーセの切なる祈りを聞かれ、七日間の懲罰期間をミリアムに与えてから癒してくださいました。

 神様の前で忠実に仕えるしもべを、むやみに非難してはいけません。たとえ、過ちがあったとしても、謹んで話すべきです。その人が主のしもべとしての務めを更に良く担えるような助言や指摘をしてあげなければなりません。そのためには、非難する動機が高慢と妬みから出たのではないか、自分の内面を省みなければなりません。反面、指導者は非難されたときには、感情的になってはいけません。モーセのように柔和な心で勝利しなければなりません。すべての問題を謙遜に神様に委ね、非難した人たちのためにとりなしの祈りをささげる時、神様がそのしもべのために証してくださいます。



適用:どんな指導者になりたいでしょうか

一言:柔和な指導者


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