聖書別日ごとの糧   >>   民数記[2022]

2022年 05月 30日 (月)

民数記24:1-25(2)
神の霊が臨んだ

 バラムがまじないをするとき、主は彼の口にことばを置かれます。しかし、彼の心が純粋になると、神様の霊が彼の上に臨みました。今や彼は目を閉じていても、霊的な世界を見て、イスラエルの将来の栄光を詩いました。イスラエルの天幕を拡げている様子は、広がる谷のようであり、川のほとりの園のように美しいと言います。その王国は高く上げられ、野牛の角のように強く、獅子のようで、誰の手にも負えないと詩いました。イスラエルを祝福する者は祝福され、のろう者はのろわれると宣言します。バラクはバラムに対して怒りを燃やし、𠮟りました。バラムに、自分のところに引き下がれと言いました。しかし、バラムは最後にもう一つの預言をします。ヤコブから王が出てモアブを打ち砕きます。イスラエルは周辺のいくつもの民の頂点に君臨します。この預言は、ダビデの王位につかれたイエス・キリストによって成就します。アマレクは国々の中で最高のものですが、その終わりは滅びに至ります。ケニ人はアッシュルの捕虜となります。キティムの岸、つまり地中海沿岸を支配する帝国が登場しますが、これもまた滅びに至ります。

 神の霊が臨むと、幻を見ます。神様の約束がこの地に実現することを見ます。世界の大国はやがて滅びますが、イエス・キリストが治める国は永遠です。私たちも神様のビジョンに燃えてゆきましょう。私たちが仕えるキャンパスが、世界に仕える祭司のようなキャンパスとなり、私たちの国が祭司の国となり、世界に仕えてゆくビジョンに燃えていくことを祈ります。



適用:今の時代を霊的に見ていますか

一言:全能者のビジョンを見る者


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