聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2022]

2022年 10月 26日 (水)

詩篇124:1-8(1)
もしも主が私たちの味方でなかったなら

イスラエルは、今まで数え切れないほどの滅亡の危機にさらされて来ました。何回も彼らを滅ぼそうとする異邦の国々の燃え上がる怒りに呑みこまれそうになりました。絶望と恐れが荒れ狂った激しい川の大水のように襲ってきて、彼らの魂を押し流し、濁流は彼らを超えて行こうとするほどでした。エジプトを出る時も、また荒野生活やカナン征服の時も、そうでした。そして、不信仰と恨む心、偶像崇拝の罪を繰り返し何回も犯し、滅亡の崖っぷちに立たされた時も沢山ありました。しかし主は、そんな彼らを赦し、救われました。滅ぼすことなく、 むしろ敵の手から守ってくださいました。彼らの罪を赦し、味方となってくださいました。もし主が、彼らの味方になってくださらなかったのなら、彼らはとっくにこの世から滅び去っていました。

わなに仕掛けられた鳥は、自ら抜け出すことができません。抜け出そうとすればするほど、紐が絡まり、より一層締め付けられます。もはや死を待つのみです。同様に、罪に捕らわれると、私たちも自分の力で抜け出すことは出来ません。自分の力でその罪の勢力と戦おうとしても無駄です。更に深い罪のわなに縛り付けられるだけです。もう永遠の死と滅びを待つのみです。そんな私たちのために、神さまは主イエス・キリストをこの世に送ってくださいました。イエス様の十字架には、罪のわなから私たちを救い出すことのできる力があります。私たちがイエス様を信じるとき、私たちは罪から解放され、助け出されます。助けられた私たちは天地を造られた主の御名を褒めたたえながら、自由の身と魂になり、幸せな人生を生きることができます。



祈り:主よ、どんなに危機的な状況にあろうと、あるいは複雑な問題を抱えていようと、あなたが私の味方であるので、私は恐れる必要がありません。天地の造り主、力ある主の御名を心からほめ称えます。

一言:私の助けである主


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