聖書別日ごとの糧   >>   詩篇[2022]

2022年 10月 27日 (木)

詩篇125:1-5(1)
主に信頼する人々

詩人は、主に信頼する人々をシオンの山のようだと言っています。なぜでしょうか。山は揺るぐことなく、とこしえにながらえるからです。主に信頼する人はまるで山のように、揺るぐことがありません。シオンの山は、エルサレムにある岩山のことです。エルサレムは山々に囲まれ、その山々に守られています。それ故、敵は簡単にはエルサレムを攻撃できませんでした。神である主はエルサレムを取り囲む山のように、ご自身に信頼するご自分の民たちを囲い込み、守ってくださいます。主は御民を今よりとこしえまでも囲まれます。悪の杖(杖は、権威、力の象徴)が正しい者の地所の上にとどまることはありません。なぜなら、主に信頼する正しい者を主が守ってくださるからです。主がそうされる理由は何でしょうか。それは、正しい者が不正なことに手をのばさないためです。悪の杖に長い間、苦しめられると、その悪に慣れてしまい、悪に身を染めてしまうこともあるからです。だから、主は悪の杖が正しい者の地所の上にとどまることのないようにされます。

詩人は、また、善良な人々と心の直ぐな人々に、主なる神様がいつくしみを施してくださるように願い求めています。善良な人々と心の直ぐな人々とは、主なる神様と正しい関係性を結んでいて、主の御前で生きている人々のことです。彼らは主に信頼し、主の御言葉に聞き従うために、信仰の努力をしている人々です。主はこのような人々を守ってくださいます。しかし、曲がった道にそれて、主の御言葉に聞き従わない者と、自分勝手な道を歩き、神様を恐れず不法を行う者どもは、ともに追い出されます。



祈り:主よ、あなたは聖であり、義であり、全知全能であられる神様です。そんな主に私が信頼し、従って歩んで行けるように、助け、祝福してください。

一言:主に信頼する人々


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