聖書別日ごとの糧   >>   イザヤ書[2018]

2018年 02月 05日 (月)

イザヤ書39:1-8(6)
何一つ残されない

 イザヤは、このような彼に、主の恐ろしい御言葉を伝えました。時になると、彼の全ての所有がバビロンに移され、何一つ残らなくなるというのです。また、ヒゼキヤの子孫の何人かは、捕らえられてバビロンの宮殿で宦官になるというのです。考えてみても、耐え難い悲劇です。しかし、ヒゼキヤは謙遜にその御言葉を受け入れました(Ⅱ歴代32:26)。自分の高ぶりこそが、ユダに取り返しのつかないような結果を招いた原因であると分かり、再びへりくだりました。それで、主の怒りはヒゼキヤの時代には臨みませんでした。「自分が生きている間は、平和で安全だろう、と思った(8)」という表現は、ヒゼキヤの悔い改めを主が受け入れ、神様のさばきが後の時代に延ばされたことをヒゼキヤが悟った、ということです。Ⅱ歴代誌32:33を見ると、ヒゼキヤが栄光のうちに死ぬことを許されたことが分かります。それは、彼が何歳になっても自分の過ちや失敗から教訓を学び、主のみこころにかなった歩みをしたからです。

適用:自分のものを誇るのですか

一言:何一つ残されない


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