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2020年 02月 18日 (火)

ミカ書5:1-15(7)
露と夕立のような者

 当時イスラエルは周辺国の圧制に苦しんでいましたが、後には救いと平和の中で暮らすようになります。それは将来、イスラエルの支配者となる者が出るからです。その方はユダの小さな町ベツレヘムでお生まれになります。その出現は昔から、永遠の昔から定まっていました。神様は産婦がその方を産む時まで、イスラエルをバビロンに留めておられます。後に、残りのほかの者はイスラエルの子らのもとに帰ります。その時、イスラエルを治める方は主の力と御名の威光によって、羊飼いが群れを飼うように民を守ります。その方の威力は地の果てにまで及びます。その方は民に平和を与えてくださいます。イスラエルを苦しめる勢力が攻め込んで来た時、神様は救ってくださいます。その時、救い出された残りの者は、もうこれ以上、人に望みを置きません。彼らは主から降りる露と青草に降り注ぐ夕立のようです。主から降り注ぐ豊かな恵みの中で、主にだけ頼って生きるようになります。
 本文のイスラエルから出る支配者とは、ベツレヘムでお生まれになるメシヤであるイエス・キリストのことです(マタイ2:6)。イエス様は永遠の昔からおられた方で、神様の定めの時に人となりこの世に来られました。メシヤであるイエス様は信じる者を敵の手から救い出し、牧者のように愛情をかけて守ってくださいます。主はご自分に望みを置いて頼る人に露と夕立のような恵みを降り注いでくださいます。多くの国々の民のただ中で、主から降りる露と青草に降り注ぐ夕立のような存在になります。イエス様は私たちの救いです。平和です。命です。イエス様に治められる限り、何の心配も恐れもいりません。
 メシヤが来られる日は救いの時である一方、裁きの時でもあります。神様は、神様以外に頼るあらゆる偶像崇拝の罪を裁かれます。拠り頼んでいた馬と戦車、要塞、呪術師や占い師、拝んでいた偶像を断ち滅ぼされます。神様は聞き従わなかった国々に、怒りと憤りをもって復讐されます。その日に断ち滅ぼされないためには、罪と悪をことごとく投げ捨てなければなりません。主のみに望みを置いて頼ることだけが救いの道です。


適用:どうすれば露と夕立のような者になれますか

一言:イエス様によって


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