聖書別日ごとの糧   >>   ゼカリヤ書[2007]

2007年 02月 17日 (土)

ゼカリヤ5:1-6:15
若枝が芽を出し

Ⅰ.三つの幻(5:1-6:8)
 ゼカリヤは再び三つの幻を見ました。最初の幻は、巻き物が飛んでいて、盗む者、偽って誓う者の家に入り、呪うものでした。次の幻は、罪悪を象徴するひとりの女をエパ枡の中に閉じ込め、そのエパ枡を悪の本拠地であるバビロンに移して行くものでした。三番目の幻は、それぞれ違う色の馬が引く四台の戦車が二つの山の間から出て、四方に出て行くものでした。
 神様はイスラエルを捕囚生活から帰らせ、彼らを新しくされ、万民救済の御業に尊く用いようとされます。しかし最後まで罪の道に執着する者はさばこうとされます。神様は罪を見逃さずにさばかれる正義の方です。
Ⅱ.若枝から芽を出し(6:9-15)
 神様はゼカリヤに、「バビロンから持って来た金と銀で冠を作り、大祭司ヨシュアの頭にかぶらせ、その冠を主の神殿の中に安置するように」と言われました(9-11,14)。そして若枝という名の人が自分の所から芽を出し、主の神殿を建て直し、その王座に着いて支配する、と言われます(12,13)。若枝は新しく出た枝を指し、望みを象徴します。若枝は神殿の再建の責任を任されたゼルバベルを指し、最終的には将来来るメシヤを意味します。イエス様は罪によって腐った古木のようになったこの地に若枝として芽を出し、人類を救ってくださり、永遠に治めてくださいます。

祈り:主よ!私が罪の道に執着せずに立ち返ることでキリストの支配を受けることができるように祈ります。

一言:若枝として芽を出したキリスト


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