聖書別日ごとの糧   >>   ゼカリヤ書[2007]

2007年 02月 22日 (木)

ゼカリヤ11:1-17
能なしの牧者

Ⅰ.憐れな羊(1-14)
 当時の牧者たちは羊の群れを顧みませんでした。彼らは羊たちを売買して、自分たちの腹を満たすのに精一杯でした。羊の群れを憐れまず、愛しませんでした(5)。彼らは牧者という名前はありましたが、商売人のようであり、強盗のようでした。そのような牧者と共にいる羊の群れは本当に憐れです。羊は良い牧者に出会えば、豊かに肥え幸せに生きることができるのに、雇い牧者に出会えばがりがりにやせ、死ぬしかありません。今日私たちの周りには雇い牧者の口車に乗せられ、人生の道を失いさまよう憐れな羊が多くいます。彼らをイエス様に導こうとする時、最も必要なものは憐れむ心です。
Ⅱ.能なしの牧者(15-17)
 神様の羊の群れを捨てた牧者は能なしの牧者です。彼らは迷い出たものを尋ねず、散らされたものを捜さず、傷ついたものをいやさず、飢えているものに食べ物を与えません。むしろ肥えた獣の肉を食らい、そのひづめを裂きました(16)。神様が能なしの牧者をさばかれることで、彼らの腕はなえ、目が衰えます。羊たちを顧みず、自分の腹だけ満たす能なしの牧者の最後は悲惨です。イエス様は私たち人間の良い牧者として来られました。イエス様は羊たちを憐れまれ、羊のために一つしかないいのちを十字架でお捨てになりました。このイエス様について行く時、私たちは本当のいのちと幸福を得て、羊たちの良い牧者として成長することができます。

祈り:主よ!私がイエス様のように羊たちを憐れみ、羊たちのために自分を犠牲にする牧者になるように助けてください。

一言:羊を憐れむ牧者


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