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2022年 11月 20日 (日)

詩篇65:1-13(4)           <収穫感謝祭>
満ち足りています

 ダビデは、神様がこれまで施してくださった御恵みについて黙想しました。すると、心から賛美が流れ出てきました。ダビデは若い日に罪の勢力に勝てず、神様に罪を犯しました。ところが、憐れみ深い神様は、彼の背きを赦してくださいました(3)。彼は神様に選ばれ、近寄せられ、主の大庭に住むようになりました(4)。この神様は、地の果てに住む人までもが信頼する、救いの神様です。この神様は、山々を堅く建て、海のとどろき、その大波のとどろき、もろもろの国民の騒ぎを静められる大能の神様です(5-7)。私たちは、この救いの神様によって満足し、限りない幸福を得て生きています。

 私たちは信仰によって生きようとしますが、現実問題を前にすると、心が暗くなり、悩んでしまいます。今年一年間を振り返って見ても、コロナ、戦争、地震、インフレなど、私たちの生活を一変させるような出来事、不幸なニュースが満ち溢れました。また、個人や家庭で、職場で、苦労したり大変な思いをしたりした方もいらっしゃるでしょう。そんな時、これから一体どうなってしまうのだろうかと、不安に押しつぶされそうになります。しかし、神様に近寄せられた人は、主の宮の聖なるもので満ち足りると、聖書は言っています(4)。神様の聖なる御恵みは、私たちが今年一年間体験した問題と苦難の全てを合算しても、それをはるかに上回っている、それほどに神様は私たちを満ち足らせてくださっているのではないでしょうか。この時間、神様の溢れんばかりの恵みに思いを馳せ、今年一年間、自分が満たされ、守られ、豊かにされた出来事を振り返って見ましょう。そうするとき、詩篇の作者のように、心から主への賛美が溢れ出てくるはずです。



祈り:主よ!この時間私を罪から救ってくださり、私の生活を豊かなものにしてくださったあなたの恵みを、声高く賛美します。

一言:豊かにしてくださった神様を賛美しよう


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