聖書別日ごとの糧   >>   ゼカリヤ書[2024]

2024年 10月 18日 (金)

ゼカリヤ書1:1-21(14)
ねたむほど激しく愛した

 中断された神殿建築は、ダリヨス王の第二年に再び始まりました。ゼカリヤ書は、神殿再建を支援する一方で、捕虜として連れて行かれた先祖たちのようにはせず、主に帰るようにと勧めています(1-6)。

ゼカリヤが見た最初の幻は、主が使い(赤い馬に乗った人)を遣わしてご自分の民を調べるというものです(7-10)。全地は安らかで、穏やかでしたが、エルサレムとユダの町々は荒れ果てていることを知って、主の使いは、主のあわれみを求めています(11-14)。主はご自分の民をあわれんでくださいます。エルサレム神殿が建築され、町々には、再び良いものが散り乱れるようになります(14-17)。ご自分の民に対する主のねたむほどの激しい愛は、罪によって神様に裁かれるべき彼らをあわれみ、再び、選ばれた民として回復させます。私たちも、自分の咎と罪のゆえにつまずき、神様のさばきを受けることもあります。だからといって、救いが取り消されるわけではありません。神様は私たちが続けて失敗の人生を送ることを願っておられません。私たちをねたむほど愛してくださる神様は私たちが挫折と失敗から立ち上がり、栄光のある、豊かな人生を送るようにしてくださいます。神様はご自分の民が栄光を受けるようにしてくださいます。王である祭司として生きるようにしてくださいます。

二番目の幻は、ご自分の民を苦しめた勢力を滅ぼし、ご自分の民に勝利を約束されるというものです。四つの角は、ユダを滅ぼした異邦の勢力です。主は四人の職人を遣わして四つの角を打ち滅ぼされます(18-21)。神の民を苦しめる敵がいます。時には神の民がその敵に打ち負かされます。しかし神様はもっと強い勢力を準備されます。そして、敵に打ち勝たせてくださいます。神様が復讐してくださいます。



祈り:罪によって裁かれるべき私をあわれみ、罪から救い出して回復してくださる神様の大きな愛に感謝します。

一言:ねたむほど激しく愛した


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