聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2004]

2004年 06月 20日 (日)

創世記9:1-7
ノアに戒めの御言葉をくださった神様

Ⅰ.ノアを祝福された神様(1-3)
 神様はノアとその息子たちを祝福されました。これは、「生めよ。ふえよ。地に満ちよ。」です。また全ての動くものを治めるように言われました。そのために全ての獣たちに人間に対する恐れを植えられました。また生きた動物を食べることができるように許してくださいました。さばくことは神様の本心ではありません。神様はどんなことをしてでも人間を祝福しようとされる方なのです。
Ⅱ.いのちを尊く思われる神様(4-7)
 神様はノアを祝福されながらも、二つの警戒の御言葉を言われました。第一に、獣の肉は食べても良いが、そのいのちである血のあるままで食べてはならないことです。第二に、人の血を流してはならないことです。血を流せば、神様は必ず血の値を要求すると言われました。肉体のいのちは血にあります(レビ17:11)。神様はいのちを尊く思われます。特に人のいのちを尊く思われます。なぜなら神様は人を神様のかたちにお造りになったからです。今日では人のいのちの尊厳性が地に落ちてしまいました。人権を蹂躙し、むやみに人を害し、殺します。これは、人が神様のかたちに造られたことを知らないために、もたらされる悲劇なのです。クリスチャンは何よりも人のいのちを尊く思い、他人を害してはいけないのです。

祈り:主よ!生命の尊厳性が地に落ちた時代に、お金や名誉やそのどんな物よりも、人を尊く思う価値観を持たせてください。

一言:一人の人間のいのちは天地よりも尊い



2004年 06月 21日 (月)

創世記9:8-10:32
永遠の契約を立てられた神様

Ⅰ.契約の証拠、虹(9:18-17)
 神様は、もう洪水でさばかない、と約束されました。そしてその証拠をお立てになりました。13節をご覧下さい。「わたしは雲の中に、わたしの虹を立てる。それはわたしと地との間の契約のしるしとなる。」神様はこの契約を永遠の契約としてお立てになったのです。ノアは雨が降った後、きれいに輝く虹を見るたびに、洪水のさばきに対する恐れがなくなり、神様の大きな愛を覚えたことでしょう。神様は後にイエス・キリストの血によって永遠の契約をお立てになりました(マコ14:24)。誰でもこの契約を信じる者はさばきから免れ、永遠のいのちを得るのです(ヨハ3:16)。それでクリスチャンは世の終末と最後のさばきの日を恐れません。代わりに十字架につけられたイエス・キリストを仰ぎ見る時、神様の大きな愛を覚えるのです。
Ⅱ.酒に酔ったノアとその子孫たち(9:18-10:32)
 ノアは試練の日に信仰の中心を守り、その時代に全き人として生きました。しかし救いの恵みを受けた後、酒に酔って醜態をさらすことで、子孫たちに大きなわずらいをもたらしました。酒は人を苦しめます(箴23:31,32)。ハムは父親の裸を見て、父親の羞恥心を兄弟たちに暴露しました。これによって呪いを受け、兄弟たちのしもべになりました。他人の羞恥心を暴露して楽しむのではなく、担ってあげなければならないのです。

祈り:主よ!契約の証しとしてイエス様の十字架を許してくださり感謝します。私が十字架を仰ぎ見て、敬虔な人生を過ごします。

一言:永遠の契約


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