聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2004]

2004年 06月 25日 (金)

創世記14:1-24
アブラムに勝利をくださった神様

Ⅰ.ロトを救ったアブラム(1-16)
 ロトが住んでいたソドムの町が周辺の強大国との戦争で負けると、ロトも生け捕りにされました。ロトはソドムでしばらくの間、都市文化の生活を楽しんでいましたが、財産をみな奪われ戦争の捕虜になりました。この知らせを聞いたアブラムはすぐに318名の兵士を率いて、夜襲をかけ、敵を破りロトを救い出しました。考えてみれば、ロトはアブラムが地を譲った時、住みやすい地を選び取ったけしからん人でした。しかしアブラムはロトを最後まで愛しました。たとえ敵は強いといっても、ロトを救い出そうとする一心で彼らに挑戦しました。神様はこのようなアブラムに敵をその手に引き渡され、勝利をくださいました。牧者の心情が偉大な勝利を生んだのです。
Ⅱ.ソドムの王の財産を拒んだアブラム(17-24)
 アブラムが勝利の凱旋歌を歌って戻ってくると、メルキゼデクとソドムの王が彼を迎えました。メルキゼデクはアブラムを祝福し、勝利をお与えになった神様を賛美しました。アブラムはこのような彼に十分の一をささげました。アブラムは自分に勝利をくださった方が神様であることを受け入れたのです。しかしアブラムはソドムの王が与える戦利品は辞退しました。彼は戦争の代価や人が与えるものを得ようとはしませんでした。彼は全ての物を神様がお与えになることを信じ、ただ神様がくださるものだけを持とうとしたのです。

祈り:主よ!勝利と祝福は神様がくださいます。私に人の祝福に頼るより、ただ神様を信じる信仰をください。

一言:勝利と祝福をくださる神様


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