聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2004]

2004年 06月 29日 (火)

創世記18:1-15
子牛でもてなしたアブラハム

Ⅰ.天の使いをもてなしたアブラハム(1-8)
 神様は二人の御使いとともに一人の旅人の姿でアブラハムに訪ねて来られました。アブラハムは自分の天幕に訪ねて来た客を迎え、丁重にもてなしました。そして肥えた子牛をほふり、豊かにもてなしました。何とかして客を喜ばせようと心を尽くして仕えました。ところが、知らないうちにもてなしたのは神様と天の使いでした。アブラハムは日頃心を尽くして客をもてなしましたが、神様にもてなすようになったのです。今、アブラハムは自分の家の前を通り過ぎる客までも迎えて、心を尽くして仕える人になったのです。客をもてなすのを見れば、その人の内面はどんなものかを知ることができます。けちな者はお金があっても心がけちで喜びと余裕がありません。しかし人を愛して仕えることを喜ぶ人は貧しくても、心は潤っています。神様は、このような人々を祝福してくださり、他人に仕えるものをいつもくださいます(Ⅱコリ9:8)。
Ⅱ.主に不可能なことがあろうか(9-15)
 豊かにもてなしを受けた天の使いたちは、神様の約束通りに、時になるとサラに男の子が出来ていると、予告しました。このことを天幕の入口で聞いていたサラは自分の現状を考え、ひそかに笑いました。しかし神様はサラの不信を咎め、信仰を植えられました(13,14)。

祈り:主よ!私が今までけちであったことを悔い改めます。今から熱心に客をもてなすことに力を入れます。

一言:知らないうちに天の使いをもてなした彼ら



2004年 06月 30日 (水)

創世記18:16-33
アブラハムの友になられた神様

Ⅰ.隠さずに話された神様(16-21)
 神様は、アブラハムに置かれた御旨と望みを話されました。神様は、アブラハムを通して強大な国を作り、その子孫たちに神様の正義と公正を行わせようとされました(19)。そうして神様はアブラハムとその国を通して全世界を救おうとされました。それだけではありません。神様は正義と公正を捨てたソドムとゴモラをさばかれることを言われました。友達には、全ての秘密をみな打ち明けます。神様はアブラハムを友として立て、かれがしようとされることをみな話してくださいました。神様がなさることを知っていることは、信じる者たちに与えられた最大の特権です。イエス様は弟子たちをしもべとは言わずに、友と言われました(ヨハ15:14)。私たちはみな神様の同労者です。御霊によって神様の深い御旨を知るようになったからです(Ⅱコリ2:10)。
Ⅱ.とりなしの祈りをするアブラハム(22-32)
 ソドムをゴモラをさばくという知らせを聞いたアブラハムの心は重かったのです。ソドムとゴモラの罪を誰よりもよく知っているし、また、そこにはいとこのロトがいたからです。それで、アブラハムは神様がさばこうとされる望みのない民たちを抱き、とりなしの祈りを捧げました。正しい者がわずか10人だけいればソドムとゴモラを救われるという神様の約束を受けるまで、切なる心でしつこく祈りました。

祈り:主よ!罪深いこの時代に私を選び、友としてくださり感謝します。私は、主がなされようとすることに関心を持って、祈ります。

一言:神様の友


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