聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2004]

2004年 07月 03日 (土)

創世記21:1-21
約束を成就された神様

Ⅰ.約束を成就された神様(1-7)
 神様は男の子を与えると約束されてから25年の歳月が流れました。神様は約束された通りにサラを顧みて、サラは神様の言われた時期に年老いたアブラハムに男の子を産みました。著者は、「主は、約束されたとおり」、「神が・・・言われたその時期に」約束が成就したことを強調します。その時、アブラハムとサラの喜びはどうでしたか。「聞く者はみな、私に向かって笑うでしょう。」(6)神様はこの老夫婦が思う存分笑えるようにされました。アブラハムは去る25年間、天路歴程のような信仰の道を進んで来ました。こんな過程を通して、彼の信仰は純金のように鍛錬されました。そして今は約束のイサクを生んで、喜びが満ち溢れるようになりました。彼は、結局信仰を得るようになっただけではなく、勝利と喜びの実であるイサクを得るようになったのです。
Ⅱ.イシュマエルを追い出すように言われた神様(8-21)
 サラは、イシュマエルがイサクをからかっているのを見て、すぐに追い出せと言いました。アブラハムは非常に悩みましたが、神様もサラの言う通りにせよと言われました。アブラハムは人間の情を切って、朝早く、ハガルとイシュマエルを追い出しました。その時、神様は彼らを繊細に顧みてくださり、アブラハムの信仰はさらに純粋になって行きました(13-21)。

祈り:主よ!信仰によって生きる者を、時になると祝福してくださることを信じて感謝します。私が神様の時を待ち、最後まで信仰によって生きるように助けてください。

一言:真実な神様



2004年 07月 04日 (日)

創世記21:22-34
永遠の神

Ⅰ.和解を求めて来たアビメレク(22-32)
 その時に、アビメレクとその将軍ピコルがアブラハムと和親条約を結ぶために訪ねて来ました。その理由は、アブラハムが何をしても神が彼とともにおられるからでした(22)。アブラハムは、その時、アビメレクのしもべが彼の井戸を奪ったことについて責め、井戸の所有権をはっきりさせた後、不可侵条約を結びました。アブラハムは今世の権力者に対しても彼らがまず和解を求めて来るほどの影響力を持つようになりました。
Ⅱ.永遠の神(33,34)
 アブラハムがアビメレクと和親条約を結んだ後、べエル・シェバで柳の木を植えました。そしてそこで永遠の神、主の御名によって祈りました。「永遠の神、主」は、アブラハムの体験的な信仰告白です。アブラハムはイサクを生んだことやアビメレクと和解をするようになったことを通して、神様が歴史の中で生きておられ、その選ばれた者とともにおられる方であることを人格的に深く体験するようになりました。永遠に生きておられる神様の真実な愛を深く感謝するようになりました。彼は多くのできごとをそのまま通り過ぎずに、その中に生きておられる神様に出会い記念しました。アブラハムの信仰は、今永遠の神様にまで至るようになりました。

祈り:主よ!主は永遠に生きておられ、選ばれた人々とともにいてくださる神様であることを感謝します。私が永遠の神様の中に信仰の根を深くおろすことができるように助けてください。

一言:永遠の神


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