聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2004]

2004年 07月 12日 (月)

創世記25:1-26
祈るイサク

Ⅰ.切に祈ったイサク(1-21)
 アブラハムは175才のとき自分の民に加えられました。神様はアブラハムの息子イサクを祝福され、神様の御業を継承するようにされました。イサクは40才の時にリベカと結婚しました。しかしリベカはしゅうとめに似ていたのか、子どもを産むことができませんでした。イサクは妻をいじめたり、妾をもらったりしませんでした。彼は神様に祈りました。彼は子どもを生むことまでも神様に祈りました。それも、20年間絶えず祈りました(26)。神様は彼の祈りを聞かれ、リベカが身ごもるようにされました。それも一度に二人の息子をくださいました。
Ⅱ.神様のみこころを求めたリベカ(22-26)
 神様の恵みによってリベカは双子をみごもりました。二人の子どもは、腹の中でぶつかり合うようになりました。なぜ二人の子どもがそれほどまでに争っているのか、リベカは神様に進み出て祈りました。神様はリベカの祈りに答えられました。それは、ふたつの民族が腹から出て、兄が弟に仕える、という内容でした。リベカもいつも神様に尋ねる祈りの人でした。イサクとリベカの家庭は祈る家庭でした。彼らは20年間切に祈り、神様の答えを受けました。このように祈る家庭から、信仰の子ども達が育つようになります。

祈り:主よ!私が切に祈る人になることを願います。また、私達の家庭が祈る家庭になるように助けてください。

一言:祈る家庭



2004年 07月 13日 (火)

創世記25:27-34
エサウとヤコブ

Ⅰ.長子の権利を軽んじたエサウ
 エサウは体が赤く、毛深い人でした。彼は狩猟に優れた野の人でした。また、野生美があり、男らしくハンサムでした。しかし彼には内面性がなく、霊的な分別力がありませんでした。ある日猟から帰って来たエサウは、大変疲れており空腹でした。そこで、煮物を煮ている弟のヤコブに、「赤い物を食べさせてくれ。」と頼みました。ヤコブは煮物を上げる代わりに、長子の権利を売りなさいとエサウに条件を出しました。その時、エサウは空腹に耐えることができずに言いました。「見てくれ。死にそうなのだ。長子の権利など、今の私に何になろう。」(32) 彼は神様からいただいた長子の権利を、煮物よりも軽んじた愚か者でした(ヘブ12:16)。神様はこのようなエサウを救いの御業に用いられませんでした。
Ⅱ.長子の権利を買ったヤコブ
 ヤコブは体に毛がなくなめらかでした(27:16)。彼は穏やかな性格を持ち、主に母のリベカと一緒に天幕に住んでいました。彼が煮物を煮るのを見ると、台所での仕事をよく助けていたことが分かります。しかし彼は目に見える実利より、長子の権利を尊く思い、今すぐに必要なものより、遠い将来に必要なものは何であるのかを知っている人でした。彼は長子の権利を尊く思い、それを得る機会が来た時その機会を逃しませんでした。神様はこのようなヤコブを選ばれ、救いの御業に尊く用いられました。

祈り:主よ!私が信者の権利、神様のしもべの権利を世の利益よりもっと尊く思うように助けてください。

一言:実利より権利


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