聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2004]

2004年 07月 14日 (水)

創世記26:1-15
ゲラルに滞在したイサク

Ⅰ.わたしがあなたに示す地に住みなさい(1-5)
 アブラハムの時に続いて、二番目のききんがありました。それでイサクはゲラルに行って滞在し、エジプトに下って行こうとしました。その時、神様は彼に現われて仰せられました。「エジプトへは下るな。わたしがあなたに示す地に住みなさい。」(2) 神様は、イサクがエジプトに頼ることより、生きておられる神様に頼ることを、願われました。もしイサクが神様の御言葉に従ってその地に残れば、彼を祝福し、アブラハムに契約したことを行うと約束されました。また、彼の子孫を空の星のように増し加え、彼の子孫によって、地のすべての国々は、あなたの子孫によって祝福される、と言われました(4)。
Ⅱ.イサクを百倍にも祝福された神様(6-15)
 イサクがカナンの地のゲラルに滞在しましたが、妻リベカを自分の妹だと偽りました。これは、リベカが美しかったので、ゲラルの人々がリベカを奪うために自分を殺すのではないのかと恐れたからです。しかし神様はその御言葉に聞き従い、ゲラルに滞在したイサクを喜ばれ、ペリシテの王アビメレクを通して彼を危険から救ってくださいました。また、神様は、その地で農作業をしたイサクを祝福され、百倍も収穫するようにしてくださいました。イサクは神様の祝福によって、富み、栄え、ついには裕福になりました(13)。神様が祝福してくだされば、ききんの中でも豊作となり、不況の中でも景気がよくなります。祝福の秘訣は、神様の御言葉に聞き従うことです。

祈り:主よ!従順が祝福の秘訣であることを学ばせてくださり感謝します。私がどんな状況でも神様に聞き従うように助けてください。

一言:従順が祝福の秘訣



2004年 07月 15日 (木)

創世記26:16-33
井戸を譲ったイサク

Ⅰ.井戸を譲ったイサク(16-22)
 イサクがペリシテの地で金持ちになると、そこの人々は彼を妬み始めました。彼らはアブラハムの時に、彼のしもべが掘った全ての井戸をふさいで、土で埋めました。また、ペリシテの王アビメレクは、大きく強くなったイサクを恐れたあまり、そこから出て行くように脅迫しました。すると、イサクは何も言わずに、ゲラルの谷間に移り、そこで井戸を掘りました。すると、ゲラルの羊飼いたちは、「この井戸はわれわれのものだ。」と言って、イサクのしもべたちと争うようになりました。イサクは、今度も譲るだけでした。水が貴重な中東では、井戸はいのちのように大切な財産でした。それでも続けて譲ってばかりいるイサクを見れば、おかしな人のように見えます。しかし彼は神様の約束を信じたので、自分の感情を抑えることができました。
Ⅱ.イサクを慰められた神様(22-33)
 イサクはゲラルからベエル・シェバに移りました。アマレク人が続けて脅迫したので、イサクの心に恐れが生じたかもしれません。ところが、神様はイサクに現われて、彼を慰めてくださり、もう一度祝福を約束してくださいました(24)。また、神様がイサクとともにおられるのを見たペリシテ人たちは、彼に訪ねて来て、契約を求めて来ました。信仰によって譲ったイサクが勝利しました。

祈り:主よ!生きておられる神様を信じる時に、譲ることができるのを学びました。私に譲る内面性をください。

一言:信じる者は譲ることができる。


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