聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2004]

2004年 07月 19日 (月)

創世記30:25-43
大いに富んだヤコブ

Ⅰ.不利な立場に立たされたヤコブ(25-36)
 ヤコブは、これ以上無報酬でラバンの羊だけを飼う人生を送ることができないと考え、故郷に帰ろうとしました。すると、ラバンは今から報酬をやると言ってヤコブを引きとめました。それで、ヤコブは羊ややぎの中で、ぶち毛とまだら毛のもの全部、黒毛のもの全部を自分の所有にしてくれたら続けて叔父さんの家畜を育てるといいました。しかしラバンはいじわるなことに、羊とやぎの中でヤコブが言ったものを全部選び出して自分の息子たちに与え、またその羊たちが混ざらないようにするために、ヤコブから三日の道のりのところにおきました。彼はヤコブから労働力だけ搾取し、報酬は何一つ与えようとはしませんでした。
Ⅱ.最善を尽くしたヤコブ(37-43)
 ヤコブは、自分が預かった羊の中に、ぶち毛とまだら毛と黒毛のものがひとつもないことを見つけた時、ラバンに対する怒りがこみ上げてきたことでしょう。しかしヤコブは不平をもらし座り込んだり、絶望したりしませんでした。自分ができるすべての努力と知恵を使いました。彼が羊たちの前で、ポプラやアーモンドやすずかけの木の若枝の白いところをむきだしにし、家畜の品種改良を試みる姿は本当に無駄で、無意味なように見えました(37,38)。しかし神様が祝福してくださることを信じ、自分ができる最善を尽くしました。その結果、驚くべきことにヤコブはお金持ちになりました(43)。神様は、神様を信じ最善を尽くす者を助けられます。

祈り:主よ!人間的にできるすべての道が閉ざされても、絶望せずに最善を尽くすことができるように助けてください。

一言:もみじの木でもゆする


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