聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2004]

2004年 07月 23日 (金)

創世記33:18-34:31
シェケムの町でテントを張ったヤコブ

Ⅰ.はずかしめを受けたヤコブ(34:1-17)
 ヤコブは先祖の地カナンに戻りましたが、神様に誓願を立てたべテルには帰りませんでした(28:22)。彼は家畜を飼うのに適したシェケムに土地を買って定着しようとしました。ところが一つの事件が起こりました。ヤコブの娘ディナがシェケムの町に出かけた時、その町の族長のシェケムに強姦されてしまいました。ヤコブの息子たちは心を痛め、怒りました。しかしヤコブは何も言いませんでした。それはシェケムの父ハモルの言うとおり、互いに妥協して結婚させ、安逸に生きようとする考えがあったからです。
Ⅱ.滅亡の聞きを感じたヤコブ(14-31)
 ヤコブの息子たちはお互いに結び合いましょうという言葉に同意したふりをしました。そしてシェケルとハモルに、彼らも割礼を受けるように要求しました。しかしハモルとシェケムが割礼を受け傷が痛んでいる時、ヤコブの息子たちがすべての男子を殺し、町を略奪しました。この噂はカナン人とペリジ人に伝わりました。ヤコブは彼らの恐ろしい報復を受ける聞きに立たされました。ヤコブは神様を受け入れましたが、シェケムの町で根を下ろし、そこに安住しようとする望みがありました。これは、彼の信仰生活が積極的に神様の御旨に聞き従うより自分の問題を解決することだけに関心があったからです。しかし神様の御旨をさけ、安逸に生きようとすると、ヤコブがそこで受けるのは羞恥と危険だけでした。

祈り:主よ!私の問題が解決されたといって、安逸に生きていた罪を悔い改めます。また主の召されの御旨に積極的に従います。

一言:羞恥と危険を招く理由


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