聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2004]

2004年 07月 27日 (火)

創世記39:1-12
誘惑を退けたヨセフ

Ⅰ.全財産をヨセフにゆだねたポティファル
 おつかいに行っただけのに、外国に奴隷として売られた身の上となったヨセフは、どれだけ絶望したことでしょうか。ところが神様はこのようなヨセフと共におられました。神様が共におられたので、ヨセフはあらゆる面で成功しました。神様が共におられることで、ヨセフは主人から恵みを受け、パロの侍従長のポティファルの財産を管理するようになりました。神様が共におられることを信じる人は、悔しいとぐちをこぼしたり、現実は厳しいといって人生を悲観しません。神様を信じる時、どんな運命も克服することができます。
Ⅱ.女の誘惑を退けたヨセフ(7-12)
 ヨセフが逆境を乗り越え立ちあがると、主人の妻が目をつけて、「私と寝ておくれ。」と誘惑しました。ヨセフは青年でした。捨てられ、故郷を離れ、客地で他人の財産を管理する淋しい身の上でした。このようなヨセフが女の誘惑を退けることは容易ではなかったと思います。しかし彼は神様を恐れ、神様の前で罪を犯さないと言いました。彼は、言い寄って来て毎日誘惑してくる女を退け、いっしょにいることもしませんでした(10)。そして女が上着をつかんで、「私と寝ておくれ。」と言った時にも、ヨセフは服を脱いで逃げ出しました(12)。神様が彼とともにおられることを知っている時、彼は罪の誘惑を避け、主人の妻の遊び相手に転落する危機から救いを得るようになりました。

祈り:主よ!私が運命の前で簡単に挫折し誘惑の前でよくつまづきます。神様を恐れる心をください。

一言:神様の前で罪を犯すな。



2004年 07月 28日 (水)

創世記39:13-23
ヨセフと共におられる神様

Ⅰ.監獄に入れられたヨセフ(13-20)
 ヨセフが上着を脱いで外へ逃げると、ボティファルの妻はひどく怒りました。それでヨセフが自分と寝ようとしてはいって来たので大声を上げると逃げたと罪をなすりつけました(18)。これを聞いたボティファルはひどく怒り、ヨセフを捕まえて監獄に入れてしまいました。信仰によって正直に生きたからといって、必ずしもみなうまくいくわけではありません。ヨセフのように神様を恐れ正直に生きようとしたために、あいまいに苦難を受けることもあります。その時、私たちが神様を考えて悲しみに耐えることは美しいことです(Ⅰペテ2:19)。
Ⅱ.ヨセフとともにおられる神様(21-23)
 ヨセフは信仰によって生きようとしましたが、汚名を着せられ監獄に入れられたので、信仰によって生きることに対する懐疑におちいりやすかったので、神様に不満をもらすこともできました。しかしヨセフは神様の愛を少しも疑いませんでした。むしろ熱心に勤め、模範囚になりました。監獄の長に認められて、監獄のすべての囚人をまかされるようになりました(22)。ヨセフがいろいろと問題にぶつかっても、むしろだるまのように起き上がることができたのは、神様がヨセフとともにおられ、彼に恵みを施されたからです(21,24)。神様は信仰によって生きたにも関わらず、苦難を受ける人を決して見捨てられません。それで私たちがしばらくの間あいまいに苦難を受けても、私たちも共におられる神様をかたく信じなければなりません。

祈り:主よ!私があいまいに苦しみを受けるので悲しいです。しかし主が私とともにおられることを信じます。恵みを施してください。

一言:私と共におられる神様


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