聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2004]

2004年 08月 03日 (火)

創世記43:1-15
ベニヤミンを送るヤコブ

Ⅰ.自分に責任を負わせてくださいと言ったユダ(1-10)
 カナンに飢饉が続いたのでエジプトから持って来た穀物を食べ尽くしました。兄たちは仕方なくエジプトに行かなければならないし、そのためにはベニヤミンを連れて行かなければなりませんでした。ユダは父イスラエルに家族を生かすためにはベニヤミンを連れて行かなければならないことを言い、自分が責任を持ってベニヤミンを安全に連れて来ることを許してくれるように切に願いました。彼はヨセフを妬んでヨセフを売る時は先頭に立って働きましたが、今は家族のために自分を犠牲にする人に変えられていました。
Ⅱ.ベニヤミンを一緒に行かせたヤコブ(11-15)
 ヤコブはユダの話を聞いて家族を生かすためには他の子どもたちとともにベニヤミンをエジプトの行かせなければならないことを知るようになりました。それで、彼は厳しい状況の中でもその地の名産を贈り物として用意し、また、袋にはいっていた銀までも持って行くようにしました。彼は万が一のために最善を尽くして準備しました。そして彼は言いました。「私も、失うときには、失うのだ。」この言葉は不信やあきらめた心から出た言葉ではありません。神様を信じたから言えた信仰の決断でした。ヤコブが神様を信じてベニヤミンをエジプトの送ったために、それが契機になってヤコブの全家族はエジプトに下って行くようになりました(46:7)。信仰の決断は必ず良い実を結ぶようにならせます。

祈り:主よ!私が難しい状況のためにただ悲しんでいた不信仰を悔い改めます。全能の神様を信じて信仰の決断をするように助けてください。

一言:「失うときには失うのだ」



2004年 08月 04日 (水)

創世記43:16-34
兄弟たちをもてなしたヨセフ

Ⅰ.兄たちをもてなしたヨセフ(16-31)
 ヨセフはベニヤミンを連れて来た兄たちを昼食に招待しました。穀物を買いに来た異邦人をエジプトの総理大臣招待することは本当に特別な待遇でした。それで、兄たちは自分たちの袋の中にはいっていた銀のために自分たちを奴隷にしようとすると思って恐れました(18)。彼らはこのような恐れのためにヨセフが家に帰って来たとき、持って来た贈り物を家に持ち込み、地に伏してヨセフを拝みました(26)。ヨセフは彼らの中からベニヤミンを見た時、弟懐かしさに胸が熱くなり、泣きたくなりました。彼は急いで奥の部屋にはいって行って、そこで泣きました。やがて、彼は顔を洗って出て来て自分を制して食事を出すようにしました。そして、兄たちを豊かにもてなしました。彼は自分を売ってしまった兄たちを豊かにもてなしました。ヨセフは兄たちの罪を憎みましたが、兄たちは熱く愛しました。この愛は罪を憎みますが、罪人を愛によって迎え入れてくださるイエス様の愛です。
Ⅱ.ベニヤミンに五倍を与えたヨセフ(32-34)
 ヨセフはエジプトの風習に従って食卓を準備しました。そして、年長の兄は年長の座に、年下の者は年下の座に座らせました。ところが、ヨセフはベニヤミンにはほかのだれの分け前よりも五倍も多く与えてベニヤミンを特別扱いしました。それはそれに対する兄たちの心を知るためでした。かつて彼らはヨセフが父の特別な愛を受けているということでヨセフを妬みました。しかし、今彼らはベニヤミンを妬みませんでした。

祈り:主よ!醜い罪人を熱く愛してくださり心から感謝します。私もこの愛を学ぶことができるように助けてください。

一言:敵をももてなす愛


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