聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2004]

2004年 08月 09日 (月)

創世記47:1-26
忠実な管理者ヨセフ

Ⅰ.家族たちをコシェンの地に住むように助けるヨセフ(1-12)
 ヨセフは兄たちをパロに引き合わせながら、兄たちがゴシェンの地に住ませてもらうように助けました。パロは彼らの希望のとおりに許可してくれました。また、ヨセフは父ヤコブをパロに紹介し、ヤコブは神様のしもべの姿勢を持ってパロを祝福してあげました。ヨセフはパロの命じたとおりに、彼の父と兄弟たちをゴシェンの地に住ませました。
Ⅱ.パロに忠誠を尽くしたヨセフ(13-26)
 ききんが非常に激しかったので、エジプトの地もカナンの地も衰え果てました。その時、ヨセフは穀物を売ってエジプトの地とカナンの地にあったすべての銀を集めました。銀が尽きたら、家畜や人までももらってパロの家に納めました。その後には土地に対するおきてを定め、収穫の五分の一を税金として納めるようにしました。ヨセフは民たちからすべてのものを集めましたが、重荷を負わせることではありませんでした(参照41:34)。 ただ、民たちが感謝と率先する心をもってパロに忠誠を尽くすようにしました。このようなヨセフの知恵と忠誠のために民たちは生きるようになったし、国はますます強くなりました。ヨセフは総理として自分の有益を求めませんでした。自分の才能と力を尽くして働くことによってパロに大きな有益を残し、民たちがパロに忠実であるようにしました。クリスチャンは何をしても心を尽くし、知恵を尽くし、力を尽くして神様に有益を残す管理者にならなければなりません。

祈り:主よ!私が何事も適当に働く時が多くあったことを悔い改めます。私が何をしても忠実に働くように助けてください。

一言:任されて事に対して忠実でありなさい



2004年 08月 10日 (火)

創世記47:27-48:22
カナンの地を望むヤコブ

Ⅰ.私を先祖たちの墓に葬ってくれ(47:27-31)
 ヤコブがエジプトに住み始めて十七年が過ぎました。イスラエルの民はゴシェンの地に所有地を得、多くの子を生み、非常に増えました。今はヤコブの年も147歳になり、死ぬべき日が近づいたことに気づかされました。彼はヨセフを呼び寄せて自分をエジプトの地に葬らないで、先祖たちの墓に葬ってくれるように誓わせました。ヤコブは自分は死にますが、神様が自分の子孫をカナンの地に導きいれてくださることを確信しました(48:21)。ヤコブは苦難の連続だったカナンの地とは違ってエジプトに下って来てからは富も誉れも得ました。しかし、彼はこの地はしばらく寄留するだけであることを知りました。彼の望みは完全に神様の約束の地にありました。私たちがこの地に住んでいてもこの地はしばらく寄留する地にすぎません。ですから、私たちは新しい天と新しい地を待ち望みながら聖なる旅人として生きるべきです。
Ⅱ.エフライムとマナセを祝福するヤコブ(48:1-22)
 ヤコブは自分がエジプトに来る前にヨセフが産んだ子どもであるマナセとエフライムを自分の子どもにしました。そして、自分を今日のこの日までずっと導いてくださった神様、苦難の中から救い出して神様の名によって彼らを祝福しました。それによってエフライムとマナセがイスラエルの12部族に属するようになりました。彼は神の国に対する生ける望みの中で孫たちを祝福し、神様の救いのみわざに用いられるように祝福しました。

祈り:主よ!神の国の生ける望みを与えてくださり感謝します。私がこの望みを持ち続け、後輩たちを祝福して立てます。

一言:神の国の生ける望み


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