聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2012]

2012年 08月 27日 (月)

創世記27:1-46
ヤコブを祝福したイサク

Ⅰ.エサウを祝福しようとしたイサク(1-5)
 イサクは年をとって、視力が衰えました。イサクは今、エサウを呼んで、彼に神様の祝福を引き継がせようとしました。イサクは、エサウが長男なので、当然彼が神様の祝福を引き継ぐべきだ、と考えていました。ましてイサクはエサウの方を愛し、彼がしとめて来た獲物を好みました。しかしエサウは神様の祝福を担うだけの内面がない人でした。エサウに神様の祝福を引き継がせようとしたのを見ると、イサクは霊的な分別力を失っていたようです。しかし人は失敗しても、神様は御心のまま働かれ、定められた者をお立てになります。
Ⅱ.ヤコブを祝福したイサク(6-46)
 リベカは、イサクが受けた神様の祝福をエサウに継承させてはならないことを、知っていました。ところがイサクがエサウを祝福しようとしたので、非常手段を使わずにはいられませんでした。リベカは祝福がヤコブに引き継がれるように、策を練りました。しとめた肉の代わりにやぎの肉を使い、なめらかなヤコブの手と首を子やぎの毛皮でおおい、エサウのように変装させました。イサクは、リベカとヤコブの策略に落ちて、ヤコブを祝福しましたが、結局神様の祝福を正しく受け継がせることができました。このようにしてイサクは父アブラハムから受けた祝福を引き継ぎ、今度は息子ヤコブに引き継がせることができました。神様の御業は継承の御業です。

祈り:主よ!私が受けた祝福をよく担うだけではなく、これを子孫たちに引き継がせることができるように祈ります。

一言:祝福の勝利


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