聖書別日ごとの糧   >>   創世記[2012]

2012年 09月 07日 (金)

創世記39:1-12
誘惑を退けたヨセフ

Ⅰ.家の管理者になったヨセフ(1-6)
 お使いに来ていて、外国に奴隷として売られる身の上になったヨセフはどれだけ絶望の中にいたのでしょうか。ところが神様はこのようなヨセフと共におられました。神様が共におられることで、ヨセフはすべてのことで成功しました。神様が共におられることで、ヨセフは主人から愛され、パロの侍従長ボティファルの家の管理者になりました。神様が共におられることを信じる人は、悔しいからと言って不満をこぼしたり、辛いからと言って人生を悲観的に見ません。神様が共におられることを信じる時、どんな運命でも乗り越えることができます。
Ⅱ.女の誘惑を退けたヨセフ(7-12)
 ヨセフが逆境を乗り越えて立ち上がると、主人の妻が色目を使って「私と寝ておくれ。」と誘惑しました。ヨセフは青年でした。捨てられ、故郷を離れて客地で、他人の家の財産を管理する淋しい身の上でした。このようなヨセフが女の誘惑を退けることは、容易なことではありませんでした。しかし彼は神様を恐れ、神様の御前で罪を犯さないようにしました。彼は、欲望に捕らわれ日々「寝てくれ」と求める女の誘惑を退けて、いっしょにいることもしませんでした(10)。そして女が上着をつかんで、「私と寝ておくれ。」と言った時にも、その上着を残して逃げ出しました(12)。神様が彼と共におられることを知った時、彼は罪の誘惑を避けて、主人の女の情夫に転落する危機からも救われるようになりました。

祈り:主よ!私が運命の前で簡単に挫折して、誘惑の前ですぐに落ちてしまいます。神様を恐れ敬う心をください。

一言:神様の御前で罪を犯さないようにしよう



2012年 09月 08日 (土)

創世記39:12-23
ヨセフと共におられた神様

Ⅰ.監獄に監禁されたヨセフ(13-20)
 ヨセフが苦戦の末、上着を脱いで外へ逃げ出すと、ボティファルの妻はひどく怒りだしました。それで、ヨセフが自分と寝ようとはいって来たので、大声を上げると、彼は逃げたのだと、罪をなすりつけました(18)。この言葉を聞いたボティファルはひどく怒り、ヨセフを捕まえて監獄に監禁してしまいました。信仰によって正しく生きたからと言って、必ずしもうまくいくとは限りません。ヨセフのように神様を恐れ敬い、正直に生きようとしたために、理由もなしに苦難を受けることがあります。その時、私たちは神様のことを考え、悲しみを乗り越えるのが美しいことです(Ⅰペテ2:19)。
Ⅱ.ヨセフと共におられた神様(21-23)
 ヨセフは信仰によって生きようとして、汚名を着せられ監禁されたため、信仰によって生きることに対する疑いが生じ、神様を恨むこともできました。しかしヨセフは神様の愛を少しも疑いませんでした。むしろ熱心に監獄での仕事に励み、模範囚となりました。監獄の長の心にかない、監獄にいるすべての囚人を任されました(22)。ヨセフが様々な苦しみに会いながらも、このようにだるまのように起き上がることができたのは、神様がヨセフと共におられ、彼に恵みを施してくださったからです(21,24)。神様は、信仰によって生きて苦しみを受ける人を、決して放ってはおかれません。それで私たちがしばらく訳もなく苦しみを受けることがあっても、私たちと共におられる神様を堅く信じなければなりません。

祈り:主よ!私が理由もなしに苦しみを受けると、心が痛みます。しかし主が私と共におられることを、信じます。恵みを施してください。

一言:私と共におられる神様


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