聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2008]

2008年 03月 18日 (火)

出エジプト記6:1-13
強い手で

 かたくななパロ王がイスラエルをすぐに行かせることを、容易に期待することはできません。またパロの力は強いために、その手から実力で出エジプトさせることもできません。モーセもまた、自分の力でイスラエルを引っ張り出す力がありませんでした。出エジプトの御業は必ずすべきことですが、人間の力ではどうすることもできません。救いの喜びと望みに胸を躍らせていたイスラエルは、このような状況の前でひどく悲しみ、絶望に陥っていました。その時、神様はご自分の強い手で、この御業を成し遂げると言われました。「わたしがパロにしようとしていることは、今にあなたにわかる。すなわち強い手で、彼は彼らを出て行かせる。強い手で、彼はその国から彼らを追い出してしまう。」出エジプトの御業は、全能なる神様の力によって成し遂げられます。主なる神様はイスラエルの先祖に現われた全能なる方です。カナンの地を与えると約束された契約の神様です。この神様は選ばれた民をエジプトの奴隷から救ってくださり、必ず約束の地に導き入れます。試練の日に敵を見ずに、全能の神様を見なければなりません。
 神様はモーセに、もう一度パロのところに行って神様の御言葉を伝えるように、方向をくださいました。しかしモーセは自信がありませんでした。「私の民でさえ、私の言うことを聞こうとはしないのに、どうしてパロが私の言うことを聞くでしょう。」と不信に満ちた言葉を話しました。しかし神様はモーセを再び遣わされました。神様は退かれずに、指導者一人を最後まで助けてくださいます。

祈り:父なる神様!信仰がなく、否定的な考えをしたことを悔い改めます。私が聞き従いますので、強い手で成してください。

一言:私は弱いが、主は強い


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