聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2008]

2008年 04月 06日 (日)

出エジプト記14:1-14
私たちのために戦われる

 イスラエルはバアル・ツェフォンの手前、海辺で宿営しました。その時、パロは再びかたくなになり、重装備した戦車隊を率いて、イスラエルを追跡して来ました。前には立ちはだかる葦の海、後ろには追撃して来るパロの軍隊!イスラエルはひどく恐れ、主に叫びました。またモーセを恨みました。「エジプトには墓がないので、あなたは私たちを連れて来て、この荒野で、死なせるのですか。私たちのことはかまわないで、私たちをエジプトに仕えさせてください。」進退が難しい危機は絶望の時ですが、同時に神様の栄光を現わし、信仰が学べる機会です。しかし民は神様を仰ぎ見ずに、現実だけを見たので、恐れに捕らわれてしまいました。
 モーセも民と同じ苦境に処せられていました。しかし彼は苦境の前で生きておられる神様、救いの神様を仰ぎ見ました。彼は、神様がご自分の民を救ってくだされること、を信じました。それで彼は恐れる民たちに信仰を植えました。「主があなたがたのために戦われる。あなたがたは黙っていなければならない。」(14)。モーセが信じる神様は選ばれた民の救いのために戦われる、生きておられる神様です。それで彼らは恐れずに、黙っていなければなりません。黙っていることは、何もしないでいることではありません。恐れと戦って勝つことです。私たちのために戦われる主がどんな絶望的な状況の中でも、私たちを救ってくださることを信頼することです。

祈り:主よ!私が苦境に処せられた時、恐れず、主を信じ、黙って主の救いを待ちます。

一言:私のために戦われる神様



2008年 04月 07日 (月)

出エジプト記14:15-31
葦の海を陸地とされた神様

 神様はモーセの祈りを聞かれ、手を指し伸ばし、葦の海を分かれさせよ、と命じられました。モーセが神様の御言葉に従った時、神様は強い東風で一晩中海を退かせたので、水が分かれ、海が陸地となりました。イスラエルの民は海の中にできた陸地を通して、無事に葦の海を渡ることができました。私たちにも葦の海のような障害物が前に立ちはだかる時があります。障害物によって、前に進むことが不可能に思えることがあります。しかし葦の海を陸地にされる神様は、自然界を主管され、道がないところでも道を造られる創造主の神様です。この神様を信じ、私たちが障害物の前でも祈りの手を指し伸ばさなければなりません。
 イスラエルが海を渡っている間、神様はエジプトの軍隊がいるところに夜を迷い込ませて、追跡できないようにされ、エジプト軍が海の道を渡る時、その戦車の車輪をはずして、進むのを困難にされました。そしてイスラエルが完全に海を渡り切った時、モーセの手を海の上に差し伸べさせ、海の壁を崩し、エジプトの全軍を海の真中に投げ込ませました。一人のエジプト人も生き残りませんでした。神様は選ばれた民のために、自ら戦われ、大きな力を行なわれます。葦の海で救われたイスラエルは神様を恐れ敬うようになりました。そして神様のしもべモーセを信じるようになりました。神様は信仰ある指導者一人を通して、ご自分の民を救われました。

祈り:主よ!私の前に障害物がありますが、葦の海に道を造られた神様が、道を開いてくださることを信じます。

一言:葦の海にも道がある


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