聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2008]

2008年 04月 28日 (月)

出エジプト記28:1-43
栄光ある祭司の務め

 今日の御言葉は、祭司が着る装束についての内容です。神様はアロンのために聖なる装束を作る際、栄光と美を象徴するものとするように、命じられました(2,40)。実際に祭司が着る装束は華麗で、高価な材料で作られました。これは祭司が聖なる栄光ある神様に仕えるためです。ところが祭司の装束の中で最も重要なのは上着であるエポデと胸につける「さばきの胸あて」です。エポデの両肩には二つの肩当てがありますが、神様はその宝石にイスラエルの十二部族の名前を刻むように言われました。また「さばきの胸当て」の十二個の宝石にも、イスラエルの十二部族の名前を刻むように言われました(29)。これは祭司がイスラエルの民の仲介者として彼らの罪を肩に負って、神様の御前に出て行くことを意味します。また民たちの祈りを胸に抱いて、神様に出て行き神様の御旨を求めることを意味します。このように神様と人々の間に仲介者となり、民の罪ととがを心に抱いて祈り、神様の御心を表す仕事ほど尊く栄光あることはありません。それで神様は祭司の装束を栄光ある美しいものに作るように、命じられました。
 神様はキリストを通して、私たちを罪の中から救ってくださり、この時代の王である祭司として立ててくださいました(Ⅰペテ2:9)。腐敗し淫乱な時代に、祭司の務めを担うことはやさしいことではありません。しかしこの努めほど、価値があり美しく、栄光あるものはありません。

祈り:主よ!みじめな私を救ってくださり、祭司の務めをくださったことを感謝します。私がこの務めをよく担うように助けてください。

一言:もっとも栄光ある務め


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