聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2012]

2012年 02月 02日 (木)

出エジプト記1:1-14
苦しめられるほど、ふえ広がったイスラエル

 ヨセフがエジプトの総理としていた時、ヤコブの親族たちは飢饉を避けて、エジプトに移民して来ました。その時、彼らは七十人に過ぎませんでした。しかしそれからおよそ四百年の間に、おびただしくふえ、すこぶる強くなり、その地は彼らで満ちるようになりました。
 そしてヨセフを知らない新しい王が即位しましたが、イスラエルの民がふえ広がるのを見て、彼はひどく恐れました。それでパロはイスラエルの人口を抑えようと、緊急処置を発動しました。即ち、イスラエルを奴隷として、パロのために町を建てさせ、過酷な労働を課しました。しかし彼らは、苦しめれば苦しめるほど、ますますふえ広がりました。パロの力で神様の御業を妨げることはできません。神様は、アブラハムに約束された通りに、迫害の中でもイスラエルを保護してくださり、大いなる民になるまで、祝福してくださいます。
 神様の御旨は、神様の民がふえ広がり強くなることに、あります。サタンは聖徒たちがふえ広がらないように威嚇し迫害します。しかしサタンの力がいくら強くても、決して神様の御旨を妨げることはできません。神様は、どんな状況の中でも、約束通りにご自分の御心を成し遂げられる方です。それで私たちは、苦難の前で妥協したり落胆する必要がありません。むしろその中に置かれた神様の御旨を探し出し、信仰によって克服して行かなければなりません。

祈り:主よ!どんな苦難も、私に向けられた神様の御旨を、妨げることができないことを信じます。私が苦難をよく担えるように助けてください。

一言:苦難の中でも、神様の御旨は成し遂げられる



2012年 02月 03日 (金)

出エジプト記1:15-22
神様を恐れた助産婦たち

Ⅰ.助産婦たちの信仰(15-19)
 強制労働を通しての人口抑制政策が失敗に終わると、パロはさらに残忍な方法を考案しました。パロは助産婦たちに、「ヘブル人の女に分娩させる時、女の子だけ生かして、男の子なら殺せ」という命令を出しました。パウロは助産婦たちを通して、密かにイスラエルの代を断ち切ろうとしました。彼は神様の御業を邪魔するために、恐ろしいことをたくらみました。当時、パロの命令はすなわち法であり、その命令に背くことは死を意味していました。それでも助産婦たちは王の命令に背き、男の子を生かして置きました。彼女たちのそのような勇気は、神様を恐れる信仰から生まれました。彼女たちは目に見える王よりも、目に見えない神様をもっと恐れました。また、彼女たちは王から追及されても、少しも委縮されることなく、知恵をもって答えました。神様を恐れない者は人を恐れるようになり、人に縛られ、みじめな人生を生きるようになります。しかし神様を恐れる者は勇気ある生活をし、試練を克服できる知恵が与えられるようになります。
Ⅱ.恵みを施された神様(20-22)
 神様は助産婦たちの信仰を喜ばれ、彼女たちに恵みを施してくださいました。その結果、イスラエルの民は増え、非常に強くなり、助産婦たちの家も栄えました。神様は、ご自分を恐れる者に恵みを施され、救いの御業に尊く用いてくださいます。

祈り:主よ!私は神様を恐れる者になりたいです。

一言:神様を恐れる


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