聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2012]

2012年 02月 08日 (水)

出エジプト記4:1-17
モーセに従順を教えられた神様

Ⅰ.能力の杖(1-9)
 神様は、パロを屈伏させると約束されましたが、モーセには別の問題がありました。彼は、自分の民が自分を信じずに、自分の声に耳を傾けない、と思いました。これは、同族たちに退けられた辛い過去があったからです。神様はそのような彼に、「手に持っている杖を地に投げよ」と命じられました。彼が従うと、その杖が蛇になりました。また、「蛇のしっぽをつかめ」という御言葉に聞き従った時、蛇はまたもとの杖になりました。モーセは従順を通して、神様の力を体験しました。その杖は、モーセが荒野に退いて、羊を飼っていた時に使っていた悲しみの杖でした。しかし彼が神様の御言葉に従った時、それは能力の杖であり、神様の杖になりました。誰でも神様の御言葉に聞き従う時、その運命はむしろ、神様の力を体験し、力ある人生を生きるようにしてくださる尊い道具になります。
Ⅱ.モーセに怒りを発せられた神様(10-17)
 モーセは続けて、「私の口は重く、舌が重いので、使命を担うことができないので、誰か代わりの者を遣わしてください」と言いました。彼は神様の力を体験しても、自分は足りない点だけを主張しました。すると神様はモーセに怒りを発せられました。そして彼の兄であるアロンを代弁者として立てられました。神様の力を信じることができず、自分の足りない所だけを出すことは、謙遜ではなく傲慢です。

祈り:主よ!私がひどく足りない者であっても、主の御言葉に聞き従うことで、力ある人生を生きることができるように、助けてください。

一言:従順の人になる



2012年 02月 09日 (木)

出エジプト記4:18-31
神様の杖を持ったモーセ

Ⅰ.神様の杖を持ったモーセ(18-23)
 モーセは神様の召されに従って、妻と息子たちをろばに乗せて、エジプトの地へ帰りました。その時、彼の手には杖がありました。この杖は、モーセが神様の力を体験するようになった杖であり、神様が彼と共におられるという約束を思い起こさせる杖です。神様は、エジプトに向かって行くモーセに、パロの抵抗は大きく、彼が大きな災いを受けるまでは屈伏しないと言われました。それでモーセはさらに神様の杖に頼らなければなりません。信仰によって行なうからといって、苦しみがないわけではありません。神様は、問題をなくすことより、神様の杖をくださることで、その問題に打ち勝つように助けてくださいます。
Ⅱ.神様に礼拝した民(24-31)
 エジプトに向かう途中、突然神様はモーセを殺そうとされました。それは、彼の二人の息子がまだ割礼を受けていないからです。彼の妻が息子たちに割礼を施すと、神様はモーセのいのちを生かされました。モーセは霊的な戦闘に臨む前に、まず徹底的に霊的な武装をしなければなりませんでした。エジプトに着いた時、彼は長老たちをみな集めました。そしてアロンがモーセの代弁人となり、神様の御言葉を教え、奇蹟を行ないました。すると民たちはモーセを受け入れ、自分たちを顧みてくださった神様に礼拝しました。

祈り:主よ!私が自分に頼らずに、主の力だけを信じて、信仰によって立ち向かうことができるように、助けてください。

一言:霊的な武装


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