聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2012]

2012年 02月 15日 (水)

出エジプト記8:1-19
蛙と、ぶよの災いを下された神様

Ⅰ.蛙の災い(1-15)
 神様は続けて、ご自分の御言葉に聞き従わないパロに、今度は蛙の災いを下されました。ナイル川から蛙が上って来て、全領土が蛙であふれました。蛙はパロの寝室と寝台に上ってうるさく鳴き、民たちのかまどやこね鉢にも入り込みました。蛙を豊穣の神として崇め、神聖視していたエジプト人たちはその蛙を殺すことも、追い出すこともできませんでした。神様は、彼らが祝福として考えていた蛙で、災いを下されました。蛙の災いが下ると、パロはモーセに、「蛙を除けば、イスラエルの民たちがいけにえをささげるために、行かせる」と言いました(8)。モーセはパロに、「神様のような方はほかにいないことを、知らせるために」祈って、蛙を除きました(10-13)。しかしパロは、蛙が離れて息つく暇のできたのを見て、強情になり、約束を守りませんでした。
Ⅱ.ぶよの災い(16-19)
 神様は今度は、エジプトの地のちりがぶよになり、人と家畜につくようにされました。体にはりついたぶよ(lice)のために、エジプトの王と呪法師たちは仕事が手につかず、体中、血だらけになりました。エジプトの呪法師たちは、「これは神の指です」と認めました。しかしパロは心をかたくなにして、神様の御言葉に従いませんでした。それで彼らには、平安があるはずがありませんでした。

祈り:主よ!主は私たちの人生の平安と幸せを主管される方です。私がこの主を恐れる者になるように、助けてください。

一言:人生の平安と幸せは聞き従う者に



2012年 02月 16日 (木)

出エジプト記8:20-32
妥協しないモーセ

Ⅰ.ゴシェンの地を区別された神様(20-24)
 神様は、警告の御言葉を聞いても従わないパロに、今度はあぶの群れを放たれました。あぶの群れはエジプトの家々に満ちて、彼らを困らせました。しかし神様は、イスラエルが住んでいるゴシェンの地は区別され、あぶの群れがいないようにされました。神様は、ご自分の民を、特別に災いから保護してくださいました。そのことによって、神様は、あぶの災いが偶然に起きたものではなく、神様がなされることであり、神様が全地を統治される方であることを現わされました(22,23)。
Ⅱ.そうすることは、とてもできません(25-32)
 あぶの群れが与える苦痛に耐えきれなくなると、パロはモーセを呼んで、「エジプトで神様にいけにえをささげよ。」と言いました(25)。すなわち、パロは奴隷の民を失いたくないために、「この地で」、自分の統治の下でいけにえをささげるように、許可しました。とにかくイスラエルは宗教の自由を得るようになりました。これは大きな収穫でした。しかしモーセは、「そうすることは、とてもできません。」とパロの提案に、断固拒否しました。彼は、必ず神様が命じられた通りに、行なおうとしました(26,27)。するとパロは、一歩譲って、エジプトからあまり離れていない所に行くように、と言いました(28)。彼は、イスラエルを手放したくないので、何とかして捕まえておこうとしました。そして神様の恵みによって、一息つくと、再び強情になり、その約束を守りませんでした。

祈り:主よ!私がパロのように妥協しようとする心を捨て、神様の御言葉に完全に聞き従う者になるように、助けてください。

一言:妥協しないモーセ


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