聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2012]

2012年 02月 17日 (金)

出エジプト記9:1-12
疫病と腫物の災いを下された神様

Ⅰ.疫病の災い(1-7)
 神様はモーセをもう一度パロのところに遣わして、もしパロが続けてイスラエルをなおもとどめておくなら、彼らの家畜に激しい疫病が起こる、と警告されました。神様は、これから彼らに直接、強制的な打撃を与えようとされました。しかしイスラエルはその災いから区別され、イスラエルの家畜は一頭もしなない、と言われました。この警告通りに、エジプトの家畜は激しい疫病によって、ことごとく死にました。彼らを保護してくれる神だと信じて来た家畜、彼らの食料となる家畜も、すべて死にました。しかしパロが人をやって調査して見ると、イスラエルの家畜は一頭も死にませんでした。パロはそれを見て、神様の主権を認め、神様の御言葉通りに、イスラエルを去らせなければなりませんでした。しかし彼は傲慢な心のために、さらに心は強情となり、神様の御言葉を聞きませんでした。
Ⅱ.腫物の災い(8-12)
 神様は、悔い改めないパロに、今度は腫物の災いを下されました。エジプト全土の人々と獣は腫物ができ、立つことができませんでした。呪法師たちも腫物ができ、立つことができず、これ以上パロを補佐することができませんでした。パロは、この腫物の災いを通して、神様が人のいのちも滅ぼすことのできる方であることを知り、悔い改めなければなりませんでした。しかし彼は、変わらずに心をかたくなにし、イスラエルを去らせませんでした。

祈り:主よ!主は、私たちの財産といのちまでも主管される方です。私がこの神様を恐れ敬い、聞き従う者になるように、助けてください。

一言:神様の警告を軽んじてはならない



2012年 02月 18日 (土)

出エジプト記9:13-35
わたしはあなたを立てておく

Ⅰ.雹の災いを下された神様(13-26)
 神様は、ご自分の御言葉を拒むパロに、疫病を下して、彼とその民を一瞬のうちにこの地から消し去ることもできました。しかし神様は、神様の力を見せ、神様の御名を全地に告げ知らせるために、彼を王として立ててくださいました(16)。パロは、このような神様の御旨を知り、積極的に自分を神様の栄光の道具として表すことで、その恵みを担う者にならなければなりません。しかし彼は変わらずに傲慢で、神様の御言葉を聞きませんでした。神様は、このような彼を、火の雹で激しく打たれました。この雹によって、野にいた家畜は死に、木が倒され、野の草は打たれるなど、全地が荒れ果てました。しかしイスラエルの民がいるゴシェンの地には、雹は降りませんでした。
Ⅱ.悔い改めるふりをしたパロ(27-35)
 雹の災いを受けると、パロはすぐにモーセを呼んで、「今度は、私は罪を犯した。主は正しいお方だ。私と私の民は悪者だ。」と言って、イスラエルをその地から去らせることを、約束しました(27,28)。今、彼は自分の罪を認め、真実に悔い改めたようにも見えました。しかし神様の恵みによって、雹がやみ、ひと息つくと、また強情になり、イスラエルを去らせませんでした。彼は苦痛を受けると、自分のあやまちを後悔しましたが、ひと息つくと、再び罪を犯しました。彼は悔い改めずに、後悔だけする偽善者でした。

祈り:主よ!主が私を主の栄光の道具として立てられたことを受け入れ、私をささげます。主の道具として用いてください。

一言:真実に悔い改めよう


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