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2012年 02月 19日 (日)

出エジプト記10:1-29
いなごの災い、暗闇の災い

Ⅰ.いなごの災い(1-20)
 モーセは神様の御言葉を聞いて、もう一度パロの所に行き、彼の傲慢を咎め、いなごの災いを予告しました。パロの家臣たちも、「エジプトが滅びてしまうので、民たちを去らせよ」と進言しました。それでパロは、神様の御言葉に完全に聞き従わずに、「男だけ行かせよ」と言いました。神様はこのような彼に、いなごの災いを下されました。天を黒く覆ったいなごの群れは、雹の災いの時に残った植物をみな食べてしまいました。パロは急いでモーセを呼び出して、「私が神様とイスラエルに罪を犯した」と告白し、「今度だけは私の罪を赦し、この死から助けて欲しい。」と願い求めました(17)。しかし、神様がいなごの群れを取り除かれると、今度も心がかたくなになり、約束を守りませんでした。
Ⅱ.暗闇の災い(21-29)
 神様は、このような彼に、モーセを通して暗闇の災いを下されました。三日間、エジプト全土は真暗やみになりました。彼らが最も偉大な神だと信じていた太陽が力を失いました。パロは暗闇の中で、死の恐怖に恐れおののいていました。その時、パロはモーセを呼んで、「羊と牛は残して、幼子は連れて行くように」と言いました(24)。彼は、イスラエルが羊と牛を置いて行けば、近いうちに戻って来るしかないことを知っていました。彼は何としても、イスラエルを手放そうとはしませんでした。モーセはその妥協案を退けました(25,26)。

祈り:主よ!罪の勢力がどれだけ強いものであるのかが分かりました。私が、このような罪の奴隷にならないように、日々悔い改める生活をします。

一言:罪の奴隷になってはならない


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