聖書別日ごとの糧   >>   出エジプト記[2021]

2021年 03月 03日 (水)

出エジプト記 13:17-14:14(14:14)
ただ黙っていなさい

神様はエジプトを出たイスラエルの民を、葦の海に向かう荒野の道に回らせせました。そして「主は、昼は、途上の彼らを導くため雲の柱の中に、また夜は、彼らを照らすため火の柱の中にいて、彼らの前を進まれ」ました。その雲の柱と火の柱が、民の前から離れることはありませんでした。

ある日、主は彼らに、「引き返して、ミグドルと海の間にあるピ・ハヒロテに面したバアル・ツェフォンの手前で宿営せよ。」と言われました。この宿営の両側には高い山があり、また目の前には進路を遮る海がありました。その宿営の情報を耳にしたファラオは、イスラエルの民が迷って荒野に閉じ込められていると確信したことでしょう。彼は、戦車を整え、選り抜きの戦車六百とエジプトの全戦車を率いてイスラエルの子らを追跡し始めました。エジプト人が間近に迫って来るのを見たイスラエルの子らは、大いに恐れて、主に向かって叫びました。そして「エジプトに墓がないからといって、荒野で死なせるために、あなたはわれわれを連れて来たのか。」とモーセを激しく非難しました。しかし、モーセは 「恐れてはならない。しっかり立って、今日あなたがたのために行われる主の救いを見なさい。…主があなたがたのために戦われるのだ。あなたがたは、ただ黙っていなさい。」と言いました。

時折、神様の導きが正しくないように見える時があります。神の導きに従ったはずなのに、失敗してしまったように思われる時もあります。でも、神様の導きには失敗がありません。私たちが失敗してしまったと思う時も、希望が全く見えないと思う時も、決して恐れてはなりません。そんな時にこそ、しっかりと立ち、黙って、神様がなさろうとする御業を見るべきです。神様は私たちのために戦われます。だから、どんなに苦しい時にも恐れず神様を信じ、神様がなしてくださることに期待し、祈り続けていきましょう。



適用:何か恐れるものがありますか

一言:黙って神様のなさることを見ましょう


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