神様は、ご自分の使いを遣わして、イスラエルをカナンの地に導く、と言われました。しかし、神様ご自身は、「一緒に行かない」と言われます。彼らの罪を見ると、神様の属性上、彼らを打ち滅ぼしてしまうかもしれないからです。神様は彼らに、悔い改めのしるしとして飾り物を外すように命じられました。神様は、イスラエルの宿営の外にご自分の天幕をはりました。イスラエルが犯した罪のために、これ以上、彼らとともにいることができなかったからです。モーセは天幕に入り、神様と対面しながら語りました。神様は天幕でモーセと友達のように接してくださり、神様に出会える道を開いておかれました。私たちの人生で最も恐ろしいのは、神様との交わりが途絶えることです。罪は、神様との交わりをふさぐ障害物です。イエス様の十字架は、私たち罪人が神様に出て行ける新しい生ける道です。私たちは世俗的な飾り物を取り除いて、イエス様の十字架に頼り、神様の御前に出て行かなければなりません。

　モーセは、まだ怒りが収まらない神様の御前に出て行って、話をすることのできる唯一の人でした。モーセは、その時も、民たちのために、とりなしの祈りをしました。彼は、イスラエルを主の民にしてくださいと求めました。神様が自分たちと一緒に行ってくださいと頼みました。神様は、モーセの切実な祈りを聞き入れ、イスラエルと一緒に行く、という意志を見せてくださいました。その時、モーセは神様に、その証拠として、神様の栄光を見せてください、と求めました。神様はモーセの願いを聞かれ、ご自分の後ろ姿を見せてくださると約束されました。最後まで、神様と一緒に行きたいと求めるモーセの祈りが神様を感動させたようです。彼は、神様のご臨在がなければ、自分たちは何もすることができないと知っていました。

適用：本当の恵みとは何でしょうか

一言：神様が私たちと一緒に行ってくださる