聖書別日ごとの糧   >>   レビ記[2016]

2016年 02月 12日 (金)

レビ記4:1-35
罪のためのいけにえ

1.罪のためのいけにえ
 罪のためのいけにえは、神様に罪を犯した者は誰であっても、必ずささげなければならない、義務的ないけにえです。罪のためのいけには、故意ではなくて過失によって罪を犯した時、また、肉体的に弱く、どうすることもできずに罪を犯してしまった時、また、慌てていて、失敗して罪を犯した時に、ささげるいけにえです。罪のためのいけにえは、それぞれの等級に従って違って来ますが、祭司と全会衆の場合は雄牛(1-21)、族長は雄やぎ(22-26)、一般の人々は雌やぎ(27-35)をささげます。指導者も弱い人間なので、知らないうちに罪を犯すこともあります。しかし、指導者の犯した罪は、その影響があまりにも大きいので、神様は、その罪を深刻に取り扱われました。それで、指導者たちが罪の赦しを受けるためには、全会衆が罪を犯した時と同じ規模のいけにえをささげるように、言われました(9:7)。指導者の罪は、民全体が犯した罪の比重と同じものです。指導者は、自分の行ないが共同体全体に影響を及ぼすことを悟り、注意していなければなりません。
2.罪のための、いけにえ
 どんないけにえをささげても、罪を犯した人はいけにえの頭に手を置いて、自分の罪を転嫁させなければなりません。また、いけにえの血は祭壇の角に塗って、残った血はみな、祭壇の下に注がなければなりません。内臓の脂肪は祭壇の上で焼いて煙にし、その他、全ての物は陣営の外で焼かなければなりません。いけにえは、罪のために、徹底的に犠牲にしなければなりません。いけにえであるイエス様は、私たちの罪のために十字架で、ご自分を犠牲にされました。

祈り:主よ!私の罪のために、完全ないけにえになってくださり感謝します。主を信じることだけが、罪の赦しの道であることを信じます。

一言:罪の赦しの道


<<(1)    前のページ(3)    4    次のページ(5)    (32)>>

聖書別日ごとの糧