聖書別日ごとの糧   >>   レビ記[2016]

2016年 02月 15日 (月)

レビ記6:8-23
全焼のいけにえと穀物のささげ物の教え

1.全焼のいけにえのおしえ(8-13)
 全焼のいけにえは、祭壇の上にある炉床で朝まで置かなければなりません。これは神様に対する終わりなき忠誠心と献身のしるしとして、毎日朝と夕にささげるいけにえを指します(出29:42)。全焼のいけにえを、いつも炉床で燃やすためには、絶えず祭壇の火が消えないようにしなければなりません。祭司は亜麻布の衣をまとい、祭壇の上で焼いた脂肪の灰を取り出して、陣営の外のきよい所に持ち出す時には、別の装束に着替えなければなりません。その時、祭司たちが最も注意しなければならない点は、祭壇の火を常に燃やし、消さないようにすることです(9,12,13)。しかし、イエス様が十字架で死なれたことによって、一度に全てのいけにえを代わりにされたことで、今日のクリスチャンたちは、昔のように毎日いけにえをささげる必要がありません。しかし、神様に対する聖なる愛と献身と忠誠の火は、いつも燃やして置かなければなりません。
2.穀物のささげ物のおしえ(14-23)
 民が、穀物のささげ物をする時は、その中から一つかみと乳香を取り出して、壇の上で燃やします。そのようにして、残りは祭司の食物となります。しかし祭司がこの穀物を食べる時は、パン種を入れてはならず、聖なる所、天幕の庭で食べなければなりません。その理由は、それが祭司の食物になりますが、神様にささげられた物だからです。しかし、祭司が自分のためにささげた穀物のささげ物は、完全に火で焼き尽くし、食べてはなりません。

祈り:主よ!私の心から、いつでも聖い心と献身と忠実の火が燃え上がるように、助けてください。

一言:祭壇の火が消えてはならない



2016年 02月 16日 (火)

レビ記6:24-7:10
罪のためのいけにえに関するおしえ

1.その器を壊さなければならない(6:24-30)
 罪のためのいけにえをほふる時、祭司は、必ず決められた場所でいけにえをほふらなければならず、祭司がそれを食べる時には、聖なる所、会見の天幕の庭で食べなければなりません。もし、いけにえをほふっていて、血が着物にはねかかれば、聖なる所で洗わなければなりません。祭司がいけにえの肉を食べる場合、土の器で煮たなら、その器を壊さなければならず、青銅の器で煮たのであれば、その器はすりみがかれ、水で洗わなければなりません。それは、いけにえの肉を煮た器に、ほかの食物を入れることで、聖なる犠牲の肉と他の食物やにおいが混ざらないようにするためです。
2.ひとしく分ける(7:1-10)
 罪過のためのいけにえや、罪のいけにえの場合、あぶら尾や内臓をおおう脂肪など、最も良い物は祭壇の上で火によるささげ物として、その残りは祭司の食物になります。また、全焼のいけにえの皮も祭司のものになります。穀物のささげ物は、アロンの子孫が平等に分配しなければなりません(10)。神様が、このように祭司の取り分について、一つ一つ指定されるのは、聖なる供え物によって、互いに争わないようにするためでした。神様の御業は、目的が聖くなければならず、その御業を成し遂げる過程や結果も聖くなければなりません。多くの霊的な人々は、「目的さえ良ければ、その過程はどうであれ関係ない」と考えてしまいがちです。途中の汚れは許される、と考えます。しかし、過程や方法までも正しいと、神様には栄光となり、人々に恵みが及ぶようになります。

祈り:主よ!私が些細なことであっても、注意を払い、聖なる神様をさえぎらないように助けてください。

一言:始めも聖く、終わりも聖い


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