聖書別日ごとの糧   >>   レビ記[2016]

2016年 02月 18日 (木)

レビ記8:1-36
祭司の就任式

1.水で彼らを洗った(1-9)
 アロンとその子らが祭司の職分を担うために、まず水で洗われなければなりません(6)。これは、彼らが心から罪の欲を洗い、きよめられるための、儀式です。特に、アロンは大祭司の職分を担う人なので、華やかに作ったエポデをまとい、精巧に織り込んだ帯を締め、きよい冠をかぶらせなければなりませんでした。それは、大祭司の職分がきよく、栄光あるものだからです。キリストの血で罪が贖われ、きよくなったクリスチャンたちは、キリストによる義の着物をまとい、霊的な祭司の職分を担うようになりました(Ⅰペテ2:5,9)。祭司は神様に仕え、民たちの罪を贖う聖なる御業を行なう人です。しかし、祭司自体はきよくありません。その人も、水で洗われなければならない短所と咎を持った罪人です。祭司は、そのことを知り、いつも主の血の恵みに頼って、謙遜に、祭司の職分を担わなければなりません。
2.油を頭に注げ(10-36)
 モーセはまた、頭に油(聖なる目的に用いるために、特別に調合された香りのある油)を注ぎました。頭に油を注ぐのは、神様に任命され、きよく区別されることを意味します。また、彼らは、七日間、就任式のいけにえをささげなければならず、その間、会見の天幕の中にいなければなりませんでした。彼らは就任式が終わるまでの間、世の汚れた物と、完全に遮断されなければなりませんでした(35)。

祈り:主よ!私の多くの短所と咎にも関わらず、私をきよめ、栄光ある祭司の職分を担うようにしてくださり、感謝します。

一言:資格のない罪人を祭司としてくださった恵み


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