聖書別日ごとの糧   >>   レビ記[2016]

2016年 02月 22日 (月)

レビ記13:1-46
ツァラアトの判別と処置

 ツァラアトは、人の皮膚にはれものを引き起こさせ、まゆげ、指、鼻などが落ちてしまう病気です。また、神経が麻痺し、痛みを感じなくさせます。心臓を弱らせ、結局は死に至らせます。ツァラアトは人を醜くし、死に至らせる恐ろしい病気です。
 神様は、このようなツァラアトの症状が現れたら、その人を祭司の所に連れて行き、診察を受けさせるように、と言われました(2)。祭司は、慎重にツァラアトが見られる患部を調べ、その人にツァラアトがあるかどうか、判断しなければなりません(4-6)。また、その人が持っている病気が、ツァラアトなのか、単なる皮膚病であるのかを、神様の御言葉に基づいて、正確に判別しなければなりません(9-44)。祭司がこのように行なうのは、それによって、一人の人間が大きな打撃を受けることがあるからです。
 このようにして、ツァラアトだと判別された者は、伝染しないように、自分の衣服を裂き、その髪の毛を乱し、その口ひげをおおって、「汚れている」と叫ばなければなりません(45)。そして神様の民から隔離され、荒野で孤独と死の恐怖の中で、一人で生活しなければなりません(46)。
 ツァラアトは本当に恐ろしい病気です。罪はまさに、このツァラアトのように、人から神様のかたちを破壊し、醜くします。良心が麻痺し、罪意識もなく、罪の中に生きて、死ぬしかありません。
 私たちは、罪の恐ろしさを知らなければなりません。神様の御言葉に基づいて罪を悔い改めて、救いの道に出て行かなければなりません。また、神様の子どもたちは、世の罪を見分け、悔い改めるように助けなければなりません。

祈り:主よ!私が罪の深刻性を悟りました。私を、ツァラアトのような罪からきよめてくださり、罪を遠ざけるように助けてください。

一言:罪は、ツァラアトのようだ


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