聖書別日ごとの糧   >>   レビ記[2016]

2016年 02月 26日 (金)

レビ記16:1-34
大いなる贖いの日

 本文は、イスラエルの民の全ての罪を贖うために、毎年、第七の月の十日に施行されるアザゼルに関するおしえです。大祭司は、民の贖罪のために、勝手な時に聖所に入っていはいけません(2)。その人は、罪のためのいけにえとして若い雄牛、全焼のいけにえとして雄牛を携えなければなりません。そして、からだに水を浴び、聖なる亜麻布の装束を着なければなりません。その人は、民の罪を贖う前に、自分の罪を贖い、正しい行ないによって義の着物を着なければなりません(黙19:8)。
 聖所に入って行った大祭司は、自分と民の罪を贖うために、いけにえの血を贖いの蓋に振りかけなければなりません(14,15)。また、アザゼルのために、くじを引いたやぎの頭に、イスラエルのすべての咎と、すべての罪を置いて、荒野に放たなければなりません(21)。そのやぎは、民の罪を負って、荒野に行き、死んでしまいます。神様は、この二つの罪のための贖いを通して、ご自分の民の罪を赦してくださいました。
 これは、イエス・キリストが十字架で血を流されることを通して、私たち人間の罪を贖ってくださり、罪を遠ざけてくださったことを現わしています。イエス様は神様の子羊として、私たちの罪を遠ざけてくださいました(ヨハ1:29)。
 このようにして、大祭司が民の罪を贖っている間、民たちは身を戒めて、どんな仕事をしてもいけません(29)。これは、罪を告白して悔い改めることを意味します。罪の赦しの恵みを受けるためには、自分の罪について、先に悔い改めなければなりません。

祈り:主よ!死ぬべき私たちのために、十字架で贖いのいけにえになられたイエス・キリストに感謝と賛美をささげます。私がいつも、自分の罪を悔い改めて、このイエス様を信じることで、罪の赦しの恵みの中で生きます。

一言:永遠の贖いのいけにえ、イエス・キリスト


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