聖書別日ごとの糧   >>   レビ記[2016]

2016年 07月 09日 (土)

レビ記23:1-25
収穫の初穂を持って来る

Ⅰ.どんな労働の仕事もしてはならない(1-8)
 神様は、安息日にはどんな仕事もしてはならない、と言われました。また、主の、種を入れないパンの祭り(過越しの祭り)の時には、最初の日と、七日目の聖なる会合の日にはどんな労働の仕事もしてはならない、と言われました。これは、神様の恵みを覚え、神様に全き心で礼拝をささげるためです。これを守る時、私たちのたましいは、主がくださる真の安息を得ることができます。
 この世で、豊かな生活に対する欲と、世のことに対する恐れと心配は、神様の聖なる会合では大きな妨げになります。私たちが、神様との聖なる交わりをするためには、主の命じられた日と時間を区別して、神様にささげなければなりません。
Ⅱ.収穫の初穂の束を持って来なさい(9-14)
 神様は、イスラエルが新しい地に入って行き、収穫を刈り入れる時、収穫の初穂の束を神様にささげるよう、命じられました。そしてその束と共に、全焼のいけにえ、穀物のささげ物、なだめのささげものをするように、命じられました。神様へのささげ物を持って行くその日まで、彼らが先に食物を食べることを禁じられました。 先に食物を食べたい欲を捨て、神様にまずささげてから初めて、 彼らは新しい穀物を食べることができます。
 最初の収穫を神様にささげることは、私に与えられた収穫と、全ての祝福が神様から来たことを知り、まず神様を覚え、最優先に神様に仕えようとする信仰の美しい表現であり、決断です。

祈り:主よ!私が祝福の時に、まず最初に主がくださった恵みに感謝して、その国とその義とを求めることができるように、助けてください。

一言:主の恵みをはじめに覚えよう



2016年 07月 10日 (日)

レビ記23:23-44
ラッパを吹き鳴らす祭り、贖罪日、そして仮庵の祭り

ラッパを吹き鳴らす祭りはユダヤ人の政暦の始まりで、新年のお祭りです。ラッパは、イスラエルの民にとって神様の声を表していました。ラッパを吹き鳴らすことによって新年の始まりを知らせ、安逸と快楽の生活に警告します。ラッパを吹き鳴らすというのは神様の公儀を宣布する意味も持っています。私たちは神様の警告の御声を聞いて無駄な行ないをやめ、自分の使命のためにもっと励まなければなりません。
 贖罪日はイスラエルの宗教暦で第7月の10日になります。この日は身を戒め、主の前で贖われます。その日に私たちの神、主の前で身を戒めない者はだれでも、その民から断ち切られます。その日のうちに少しでも仕事をする者は、だれでも滅びます。その日は自分の罪、知らずに犯してしまった罪を悔い改めながら赦しを受ける日です。私たちもイエス様の十字架の前に出て行って私たちの罪を真実に悔い改めることによって赦され、きよめられます。
 仮庵の祭りは秋の収穫の後に行われる祭りで、喜びの祭りです。イスラエルで生まれた者はみな、祭りの間仮庵に住まなければなりません。それは、神様がエジプトからイスラエル人を連れ出したとき、彼らを仮庵に住まわせたことを知るためです。木の枝で仮住まいとなる庵を作り、そこに住むことによって神様が荒野にいたイスラエルも守ってくださったことを思い出すのです。その時は、神様の恵みに感謝して全焼のいけにえ、穀物のささげ物、和解のいけにえ、注ぎのささげ物などを主にささげなければなりません。私たちも、荒野のような人生の道を歩む間、私たちを守り、導き、 豊かな実を下さる神様の恵みの神様に感謝し、万物の主の前にささげ物をささげなければなりません。

適用:神様がなさることを思い出してみますか。

一言:時ごとに悔い改めと感謝を


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