聖書別日ごとの糧   >>   レビ記[2016]

2016年 07月 15日 (金)

レビ記26:1-13
神さまは、従順な民の間を歩まれる

Ⅰ.わたしの命令を守り、それらを行なうなら(1-9a)
 神様は、ご自分の民が、ご自身以外のいかなる存在をも、拝んだり偶像崇拝したりすることを忌み嫌われます。神様は、ご自分の言葉に、わたしたちが聞き従うことを願われます。 神様の命令を守り行なう時、地は豊かに産出し、満ち足りるまで食べ、安らかにその地に住む、と約束されました。神様の保護の下に、平和を受けるようになり、戦争では勝利を収め、民の数は増えるようになります。(6-9)
Ⅱ.あなたがたとのわたしの契約を確かなものにする(9b-13)
 神様は、ご自分に従順な民にたいして契約を確かなものとする、とおっしゃいました。そして、「わたしはあなたがたの間を歩もう。わたしはあなたがたの神となり、あなたがたはわたしの民となる」と言われました。これこそが、 主からの最大の祝福です。私たちのうちにご臨在され、私たちの小さな日常生活の主として、ともにしてくださるというのです。神様は、イスラエルの民をエジプトの奴隷生活から脱出させられました。同じように、罪の奴隷となっていたわたしたちのくびきを、打ち砕いてくださいました。それで、わたしたちは、顔をあげて堂々と歩けるようになりました。神様の民となったものだけが、本当の自由を味わえるのです。

祈り: わたしを、罪の奴隷のくびきから逃がしてくださり、本当の自由を与えて下さり感謝します。毎日主と歩み、一瞬一瞬を主にささげ、主の勝利を宣言していけるように助けてください。

一言:主に従い、祝福を楽しめ



2016年 07月 16日 (土)

レビ記26:14-33
そむきに対する警告

 13節までは、主のおきてに従った場合、どうなるかについての話しでした。けれども、14節からは、主にそむいた場合、主に反抗した場合の条件について語っています。神の民には、御言葉が与えられています。その御言葉に従わないで、命令を行わないならば、それは、神様との契約に違反する行為となるわけです。神様は、それに対して、わざわいをはっきりと警告されました。曖昧にはされませんでした。人間が主のおきてを拒み、主の定めを忌みきらうなら、神様も、彼らから顔をそむけられます。主は、ご自分の民を懲らしめ、病、ストレス、飢饉、人口減少、戦争をゆるされるようになります。 神様なしの民は、恐怖で心をすり減らし、余計な苦労をしながら生きるしかありません。
 主は、これらわざわいの原因がどこにあるかを、しっかりと教えられました。「わたしのおきてを拒んだ」からです。「あなたがたがわたしに聞き従わず、これらの命令をすべて行なわないなら、また、わたしのおきてを拒み、あなたがた自身がわたしの定めを忌みきらって、わたしの命令をすべて行なわず、わたしの契約を破るなら、(14,15)」とおっしゃいました。イスラエルがどのような働きをしているのか、は全く関係ないのです。イスラエルが主なる神の御声に、耳をすまし、そのおきてに従って歩んでいるかどうかが問題なのです。

祈り:主よ!私は神様の命令を愛し、従います。

一言:従順こそが祝福と繁栄の道



2016年 07月 17日 (日)

レビ記26:34-46
違反者への希望の約束

 レビ記26章を通して、神の民として契約を守る者には「祝福」、違反する者には「わざわい」が与えられることを見てきました。通常、契約書を作成する際には、契約内容を明確にし、違反した場合の対処条項も明記します。そして、一方が実際に違反してしまった場合には、相手から損害賠償請求を求められたり、ひどい違反の場合には、信頼を失い、契約を解除されます。ところが、神様は、契約を破った者にも希望を約束されました。世の契約との決定的な違いが、ここにあります。
 イスラエルの民は、敵国へ送り込まれることによって、自分たちの過ちに気づくようになります。彼らに及ぶわざわいは、神ご自身が「彼らに反抗して歩み、彼らを敵の国に送り込んだ(41a)」結果であると、主は教えられました。神様は、彼らの無割礼の心がへりくだり、強情でかたくなな心が罪を告白することを切に望まれ、懲らしめてでも、彼らの心の包皮を取り除こうとされました。そして、イスラエルの反抗「にもかかわらず、彼らがその敵の国にいるときに、わたしは彼らを退けず、忌みきらって彼らを絶ち滅ぼさず、彼らとのわたしの契約を破ることはない。(44)」と約束されました。その理由は、「わたしは彼らの神、主である」からです。神の真実は、人の不真実によって無に帰するようなことはありません(ローマ3:3)。私たちがいつでもどこでも希望を持って生きられるのは、この「神の真実」を知っているからです。そして、イエス・キリストが私たちの罪を負って十字架にかかり、三日目によみがえって聖霊をお与えくださったことこそ、この約束の現われなのです。

適用: 心に割礼をほどこしていますか?

一言: 神様は、苦しみの中でも希望をくださる


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